アンモニア燃料の展望と課題

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  1. 政府のエネルギー政策に於けるアンモニア燃料
    • 昨年秋、菅政権は世界の動向に呼応すべく50年にはCO2排出ゼロを目指すことを宣言した。さらに本年4月、日米交渉の後30年に (2013年比) 46%削減を提唱した。この背景には、省エネ、石炭発電の撤退、国内再エネの増加などに加えて、海外からのCO2フリー水素、特にアンモニアを重点技術として展開することを表明している。数値的根拠のない中、これを実現するための条件を著者なりに考察する。
      現実に始まったアンモニア燃料利用とは科学的にどのような特徴があるかを解説し、その課題も示す。
  2. アンモニア合成触媒の基礎と概要
    • 世界、特にアジアでは化石資源に代えてCO2フリーアンモニアを燃料とする動きが加速するであろう。世界各地で新しいアンモニアプラントが出来るはずであり。そこでは新しい高効率触媒が利用されるであろう。ここではアンモニア合成触媒の作用原理を学び、多数発表されている新触媒を評価する力を付けることを目的とする。
      アンモニア合成の反応機構、鉄とルテニウムの違い、促進剤とは何か、等を学ぶ。さらに、反応速度論の基礎を学び、これが装置設計や触媒設計と密接に関連していることを学ぶ。
  3. グリーンアンモニア合成プロセスとしての評価
    • ブルーアンモニア、グリーンアンモニアとは何か? プロセス全体の概念を熱力学的見地から検討する。それを通じてカーボンフットプリント概念が得られることを学ぶ。最後に触媒のみでなく分離プロセスがいかに重要かを述べる。

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