食品賞味期限の科学的根拠のある具体的設定手法

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本セミナーでは、食品の賞味期限予測に関する注意点や予測できない場合などの応用編までを幅広く解説いたします。

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プログラム

最初に賞味期限の歴史的背景と国際的な取り決めの入門編から入り、その上で賞味期限を設定する前に受講者自身が確認すべきポイントを整理して、実際の設定手順を具体的に説明する.また賞味期限の予測に関しては、試験の生データから食品工学的手法による予測の方法を講師が具体的な演習形式でわかりやすく実演する.  さらに実際の予測データ例も豊富に提示して、賞味期限予測に関する注意点や予測できない場合などの応用編までを幅広く解説する.  特に、科学的・合理的な根拠に基づき、開発や営業等での経験を活かすならば具体的にどのように賞味期限設定を設計すれば良いかを明確にしていく.

  1. 賞味期限の導入の背景
    1. 食品の期限表示導入の背景
    2. 食品表示に関する国際的ルール
    3. 食品の期限表示変更の経緯
  2. 賞味期限の設定前に確認すべき6つのポイント
    1. 食品中の何を指標に賞味期限設定するか
    2. 期限設定の指標をどのように数値化するか
    3. 品質劣化の許容基準をどのように設定するか
    4. どの保存条件 (温度、湿度、光、など) での賞味期限か
    5. 賞味期限をいかに短期間で設定するか
    6. 得られた仮期限に安全係数をどのように加えるか
  3. 品質劣化の指標とその許容基準の設定 (国、業界団体のガイドラインから)
    1. 食品期限表示の設定のためのガイドライン
    2. 業界団体等のガイドライン
    3. 業界団体等のガイドラインからのヒント
    4. 品質劣化の指標選定、数値化、許容基準設定のポイント
  4. 賞味期限設定の手順 (加速試験での予測方法)
    1. 具体的な手順とその妥当性の考え方
    2. 期限設定の加速試験による予測の考え方
  5. (参考) 官能評価・検査方法
    1. 官能評価とは
    2. 生理的・心理的誤差の要因
    3. 理化学検査と官能検査の比較
    4. パネリストについて
    5. 官能検査法 (識別試験法)
    6. 官能検査法 (尺度を用いる試験法)
  6. 反応工学に基づいた賞味期限の期限予測の手法
    1. 加速試験の拠り所の原則 (アレニウス式)
    2. 加速試験の拠り所の原則とその手順
    3. 加速試験による賞味期限の推定
  7. アレニウス式による加速試験からの期限設定の演習
    1. アレニウス式の適用の実際 (演習①、②)
    2. アレニウス式を適用した加速試験の実例集
    3. 官能評価指標と色差指標での場合の比較と相関
  8. アレニウス式の適用における期限予測の課題
    1. 品質の劣化の反応における課題
    2. 品質劣化反応が一次式に乗らない場合
    3. 温度と劣化反応速度の関係が成り立たない場合
  9. 賞味期限予測が困難な場合 (化学的変化以外)
    1. 微生物的要因での劣化の場合
    2. 物理的要因での劣化の場合
    3. 冷凍食品の場合
  10. まとめ

受講料

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