ヒューマンエラー防止対策

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本セミナーでは、ヒューマンエラーの基礎から解説し、ものづくりの思想から生まれたヒューマンエラー防止策を、事例を交えて解説いたします。

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プログラム

デジタルトランスフォーメーション (DX) やAIの普及に伴い、自動化設備やロボットが進化して導入されています。安価な商品やサービスが大量に提供できるようになるとは言え、お客様を感動させる一味違う商品やサービスを提供できる人材が排除される事態にはなりません。人が考えて行動するからこそ質が向上し、感動が誕生するのです。  どんなにDXやAIによる自動化が進んでも、何らかの形で人間が介在しないと機能しない場合があります。関わる人がいる以上、ヒューマンエラーという問題が残ります。起こりうるエラーをゼロにするのは無理でも、限りなくゼロに近づけることは可能です。従前から持つ人の勤勉さを信頼し、DXのサポートや人材の再教育を行って働く意欲の維持向上に努めて、エラー防止に繋げましょう。  ヒューマンエラーは、たった一つのミスが原因ではなく、いくつかが連鎖して生じます。その連鎖を断ち切る仕組みが必要です。ものづくりの現場では、作業を単純化、標準化して、分業させることが生産性や品質の向上と信じられていました。それがコミュニケーション不足を生み、互いの不信感などが増長して働く職場での疎外感などをもたらし、エラーを生み出しました。方式を変えたことで、正規・非正規社員に関わらずエラーは減少しました。  航空機事故防止のために考えられたSHELモデルから発生要因を分析すると、ヒューマンエラー防止にはものづくりから生まれた基本の手法が当てはまります。不易流行の防止策を基本とした企業上げての取り組みが、エラーの連鎖を断ち切れる源となります。  ものづくり現場の人材教育や指導の経験を踏まえて、本講座では、仕事の現場で役立つヒューマンエラー防止策について多数の事例を交えて解説します。業種を問わず、皆様のご参考になる講座です。

  1. 企業を揺るがすヒューマンエラー
    1. 「もったいない」は経営の重要キーワード
    2. 安全と品質は経営の両輪
    3. 企業風土や体質がエラーを誘発
  2. SHELでヒューマンエラーの要因を考える
    1. エラーは連鎖して生じる
    2. SHELモデルとは
    3. 過去の事故をSHELで要因分析
  3. 不易流行のヒューマンエラー防止策
    1. 生産方式がエラー発生率を低減
    2. 目で見る管理や整理整頓の活かし方
    3. 正常と異常の違いを見つけてポカヨケ
    4. 日本が誇る脳を活性化する指差呼称
    5. 再開時には立ち止まって周囲を見る
    6. デジタル化で作業者に安心感
    7. 意味を持つダブルチェック
    8. 規則違反を正すのは企業風土
  4. コロナ禍だからこそコミュニケーション力
    1. 語学力不足を補う映像の力
    2. コミュニケーションのコツ
    3. チームマネジメントの勘所
    4. 人の声に耳を傾けて承認
  5. おわりに
    1. ジョハリの窓から知行合一
    2. 築づくも瓦解させるも 全ては人

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