全固体リチウムイオン電池に要求される材料技術と用途展開

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
オンライン 開催

本セミナーでは、全固体リチウムイオン電池について取り上げ、現在の電解液系リチウムイオン電池との比較、全固体リチウムイオン電池のメリット・デメリット、全固体リチウムイオン電池の開発や応用の適切化とスピードアップについて詳解いたします。

日時

開催予定

プログラム

2021年4月の現在、コロナ禍の最中に、各国の産業再生は新たな目標を模索している。この半年程を見ても、CO2削減の政策強化、EVなど自動車の電動化促進など、目新しくはないが待ったなしの課題が掲げられている。ターゲットは各国の電力インフラのCO2削減と、自動車の環境負荷削減である。後者は最終的には水素エネルギーと燃料電池車FCVへの転換ではあろう。しかしこの先10年ほどはリチウムイオン電池が主役であり、その性能とコスト、何よりもその安全性 (発火事故) の解決である。  この様な背景から、全固体リチウムイオン電池の開発と実用化は、最も期待されるアイテムとなった。この1年間でも、電子部品としての小型全固体電池は既に量産・販売が開始している。自動車用途で先行しているトヨタ自動車は最近の発表では、2025年を目処に全固体電池車の発売をアナウンスしている。  本テーマに関して、極めて断片的な情報はあふれているが、中長期の実用レベルを判断する定量的な、数値情報は乏しい。本セミナーでは以下のアイテムに関して、液系リチウムイオン電池の開発と製造・販売の経験を元に、全固体リチウムイオン電池の可能性も含めて紹介したい。

  1. リチウムイオン (二次) 電池の現状、求められる特性と限界
    • エネルギー特性
    • パワー特性
    • サイクルライフ
    • 耐熱性 ほか
  2. 固体電解質と液体電解質、リチウムイオン電池の共通点と特異性
    • 正極
    • 負極
    • 電解質
    • イオン伝導度
    • 電気伝導度ほか
  3. リチウムイオン電池の安全性と対策 (各論)
    • JIS
    • 電気用品安全法
    • UL 規格
    • UN 規格 ほか
  4. 全固体リチウムイオン電池の研究と開発事例
    • 国内外21社
    • 自動車系
    • 電子部品系
    • 新規参入 ほか
  5. 全固体リチウムイオン電池の用途分野と特徴
    • 自動車
    • 医療機器
    • 住宅ソーラ蓄電
    • IOT ほか
  6. 全固体リチウムイオン電池のコスト課題
    • 原材料コスト
    • 製造コスト
    • 液系/固体系の差
    • ¥/kWh
  7. 電池の構造と製造プロセスの合理化
    • 湿式プロセスから乾式への転換 ほか
  8. 全固体リチウムイオン電池における新たな材料市場
    • 負極材
    • PVDF バインダー
    • イオン性液体

受講料

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額の 20,000円(税別) / 22,000円(税込)となります。

アカデミック割引

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

ライブ配信セミナーについて