抗菌技術の基礎と抗菌加工製品の動向

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本セミナーでは、微生物の基礎知識について確認したうえで、抗菌剤の種類、特徴、安全性について紹介し、選び方のポイントを解説いたします。

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プログラム

抗菌加工製品は日本の文化を背景に日本で開発された製品であり、日本では既に市場に定着しているが、その市場はますます拡大しつつある。さらにアジア地区、欧米等海外でも次第に普及しつつある。また、最近の世界中の新型コロナウイルスの感染拡大にともなって、抗ウイルス加工製品の普及が急速に進み注目されている。本講座の趣旨は抗菌剤、抗ウイルス加工剤及び抗菌加工製品、抗ウイルス加工製品に関する基礎的な技術について正しく理解して頂くと共に、抗菌・抗ウイルス加工製品の市場の現状と今後の動向及び課題について考察することである。  具体的には、まず抗菌の意味と効果を確認すると共に抗菌加工製品の歴史と市場の現状を説明する。また、微生物の基礎知識について確認したうえで、抗菌剤の種類、特徴、安全性について紹介し、選び方のポイントを解説する。次いで抗菌加工製品の製造プロセスとその品質管理法について述べ、その抗菌性評価試験法について解説する。また抗菌加工製品の認証制度について紹介し、認証の基準となる抗菌持続性試験や抗菌剤の安全性基準について説明する。  また、抗菌製品協議会 (SIAA) による抗菌加工製品以外のバイオサイド加工製品 (抗ウイルス加工製品、防カビ加工製品、) の品質評価試験、耐久性試験、安全性試験等の基礎技術と認証制度について解説すると共に、SIAAへのこれら製品の登録状況から市場実態を描く。さらにバイオサイド加工製品の国内外での市場開発と販売において注意すべき国内外の表示と規制について解説し、その対応について解説する。  そして、抗菌加工製品、抗ウイルス加工製品等の将来と課題について触れる。特に国際化を目指しているSIAAでは、これら製品の品質や安全性が国際的に統一化されることを目指して、中国、韓国の抗菌業界団体と協力し、抗菌に関する国際団体を設立したので、その目的や活動内容について解説する。

  1. 抗菌、抗菌加工製品とは何か?
  2. 抗菌の意味と必要性
  3. 微生物の分類と細胞構造、細菌・ウイルスの分類と構造 (参考)
  4. 日本における抗菌加工製品の歴史
  5. 抗菌加工製品市場の現状
  6. 抗菌剤の種類、特徴、作用メカニズム
    1. 抗菌剤の種類:有機・無機抗菌剤
    2. 無機抗菌剤:金属イオン種の効果、変色と対策
    3. 有機抗菌剤 (防カビ剤) の種類と用途
  7. 抗菌剤の抗菌性試験法
  8. 抗菌剤の安全性基準
  9. 抗菌剤の選び方
  10. 抗菌加工製品の製造プロセスと品質管理
  11. 抗菌加工製品の抗菌性試験方法
  12. 抗菌加工製品の安全榮基準
  13. SIAAの活動とバイオサイド加工製品の認証制度
    1. SIAAの活動の内容と理念
    2. 抗菌加工製品の認証基準
    3. 防カビ加工製品の認証基準と登録状況
    4. 抗ウイルス加工製品の認証基準と登録状況
    5. SIAA会員数推移
  14. バイオサイド加工製品の表示と規制
    1. 国内の抗菌関連化学物質規制
    2. 米国の有害生物制御薬剤規制
    3. EUの殺生物製品規制
  15. バイオサイド加工製品の課題と将来
    1. 抗菌加工製品の信頼性向上
    2. 抗菌加工製品の国際的普及活動
    3. 国際抗菌組織の設立と活動

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