CFRP入門

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
オンライン 開催

本セミナーは、CFRPの基礎から力学特性発現メカニズム、評価手法について解説いたします。
また、これからの社会・SDGsにおけるCFRPの立ち位置、トレンドの変化についても言及いたします。

日時

開催予定

プログラム

複合材料のCFRPを的確に理解するためには、その構成や物性発現の特異性に着眼することが重要です。これらに関する基本的な物性発現のメカニズムから、長期耐久性での注意点といった、物理特性に関して、図表を多用し初心者が視覚的に理解できるように工夫しています。CFRPの歴史から、最新トレンド、さらにコロナ禍のニューノーマルの時代やSDGsを視野に入れた未来活用といった時間軸視点でも説明します。活用に関しても、各分野での現状、グローバルでの地域差、日中韓はじめ将来動向にも言及します。歴史、基本構成、材料や部品の評価方法、CAEの活用、そして未来予想まで、広く知見が得られるセミナーです。  本セミナーは、はじめてCFRPを勉強する方から中級者向けの入門セミナです。CFRP (炭素繊維強化樹脂) に着目している方、興味をお持ちの方、金属材料からの切換をご検討の方、そして今一度原理原則の目線で整理したい方に最適です。

  1. はじめに
    • 以降の理解を深めるため、炭素繊維強化樹脂CFRPという言葉の意味をごく簡単に解説します。
      1. 炭素繊維とは
      2. 日本で拡大した特殊事情
      3. 炭素繊維強化樹脂の意味
  2. CFRPの基礎
    • 炭素繊維の製造方法、CFRPへの複合化あるいは成形方法、加工の原理からご説明します。
      1. 炭素繊維の製造方法
      2. CFRPとしての複合化
      3. 材料
        • 炭素繊維
        • マトリックス樹脂
        • 界面処理
      4. 力学特性と設計
        • 複合則
        • 積層板理論
      5. 成形加工法
  3. 評価方法
    • CFRPの特性を視野に入れながら、適切は評価方法から実務上の注意点まで解説します。
      1. 材料評価方法
        • SS特性
        • 疲労特性
        • 界面密着力
      2. 部品評価方法
      3. 注意点、落とし穴
  4. CFRPの現状と課題
    • 現状の活用状況と解決すべき課題を説明します。
      1. 活用状況
        • 航空機
        • 自動車
        • エネルギ分野
        • 産業
        • 土木
        • スポーツ
      2. コスト問題
        • CF単価
        • 加工生産性
        • ばらつき
        • 規制
      3. マルチマテリアル化と接着接合
      4. 理論と現実のはざま
  5. トレンド状況
    1. CAEの活用 (予測手法と主なソフト)
      • 物性
      • 耐久性
      • 耐衝撃性
    2. 新計測方法、次世代評価方法の紹介
    3. 生産性向上を狙った加工法
      • VaRTM
      • RTM
      • FRT
      • プレス成形
      • 多給糸 FW
    4. 安価な炭素繊維の可能性
  6. 将来を読み解く
    • ニューノーマルとしての劇的な変化の先、近未来におけるCFRPの位置づけを大胆に予想します。
      1. 自動車の規制動向と対応案
      2. 環境問題と企業責任、SDGs対応
      3. 新エネルギ政策 水素エネルギと洋上発電
      4. スマートシティ、空飛ぶクルマ

受講料

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額の 18,000円(税別) / 19,800円(税込)となります。

アカデミック割引

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

ライブ配信セミナーについて