量子アニーリング等イジングマシンの研究開発動向

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
オンライン 開催

本セミナーでは、新材料開発や創薬、自動運転、半導体などでも注目を集める量子コンピュータを取り上げ、 どのような分野で何ができるか、どのように活用されていくのか、わかりやすく解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

組合せ最適化問題 (膨大な選択肢から、制約条件を満たし、ベストな選択肢を探索する問題) に対する新しい計算技術として、量子アニーリングやイジングマシンが注目を集めています。2011年にカナダのベンチャー企業による世界初の商用量子アニーリングマシンが発表されて10年が経ち、現在この分野の研究開発はどのように進んでいるのか、量子アニーリング等イジングマシンの使い方、使い所はどこか、について、前提となる基礎知識についてはほとんど仮定せずに、基礎知識からはじめて最先端の研究開発事例に至るまでご説明いたします。また講義最後には、フリーディスカッションの時間を用意させていただき、産学連携の研究開発につながる話題もお話できればと考えております。

  1. 次世代アクセラレータの種類と特徴
    1. 次世代アクセラレータに対する期待
    2. ゲート式量子コンピュータ、イジングマシン
  2. イジングマシンが対象とする領域
    1. 組合せ最適化問題の基礎
    2. イジングマシンの入力形式
      • イジングモデル
      • QUBO
  3. イジングマシンのハードウェア開発の状況
    1. 量子アニーリングマシン
    2. さまざまな非量子アニーリングマシン
  4. イジングマシンの利用の流れ
    1. 組合せ最適化問題の抽出方法のヒント
    2. イジングモデルで表現する方法の基礎
    3. イジングマシンに問題を入力する前に必要となる前処理
    4. イジングマシンから解を得た後に必要となる後処理
  5. イジングマシン向けソフトウェア開発の状況
    1. オープンソースソフトウェア (OSS) の状況と使用方法
      • PyQUBO
      • OpenJij等
    2. ミドルウェア開発の状況と使用方法
      • Fixstars Amplify等
  6. イジングマシンを用いた応用探索事例・実証実験の事例
  7. 現在認識されている課題
  8. まとめ・受講者の皆様とのフリーディスカッション

受講料

複数名同時受講割引について

アカデミック割引

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

ライブ配信セミナーについて