電気・電子部品の破損原因と対策

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本セミナーでは、電気・電子部品の故障・破損の原因と対策について、実際の事例を交えて具体的に解説いたします。

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電気製品、電子機器の軽薄短小化が進む一方で、さらなる性能向上のため、電気・電子部品は高性能かつ多品種になってきています。しかし、電気機器設計者が多岐にわたる電気・電子部品の特性、弱点を正しく理解して使用できていないために、電気製品の故障に繋がることも多いのではないでしょうか。  本セミナーでは、電気・電子部品が故障原因として究明された数々の事例を挙げながら、その対策を具体的に解説します。それらの知識を基礎とした電気製品等の発火・発煙防止の安全設計思想を学びます。

  1. 電気・電子部品の故障事例と具体的な対策
    • 電気製品、電子機器によく使われる電気・電子部品に焦点を当て、どのような故障が起こりやすいかを事例で解説します。その解決策を具体的に紹介します。
      1. 電源コード、電源スイッチ
        • 断線、短絡などの故障率を下げるには?
      2. 電源スイッチ
        • 安全規格の認証試験と実際の使われ方の相違点
      3. 機器用インレット、
        • 抜き差し時の外部力から部品をどう守るか?
      4. 接続部 (はんだ付け、ファストン端子、ネジ締結部)
        • はんだ量不足などに起因する接合部の割れ、ネジ緩み等から発火が起こる。
      5. 抵抗器
        • 定格電力で使用すると相当な高温になる。温度を考慮して部品選定が必要となる。
      6. フィルムコンデンサ
        • フイルムの厚み、内部構造のウィークポイントを知る。
      7. アルミ電解コンデンサ
        • 他の部品と比べて寿命は短い。ディレーティング (電圧、温度) を考慮する。
      8. タンタルコンデンサ
        • 使用する電圧は定格電圧の30%~50%以下が望ましい。
      9. 積層セラミックコンデンサ
        • 静電容量は大きいが、機械的強度が弱いので、割れに注意する。
      10. バリスタ
        • バリスタ電圧、最大許容回路電圧等の定格の意味、その根拠を知る。
  2. 電気製品の発火・発煙防止の安全設計思想
    最大の課題は発熱対策! 発火現象を起こさせるな!
    1. 電気・電子部品の発火現象を核に考える
    2. 安全規格 (IEC60950) の発火防止対策の考え方
    3. 電気的対策 → 最新の発火対策がされた電子部品を紹介。電気保護素子を駆使
    4. 機械的対策 → 電気部品とプラスチックの隔離距離をベースに考える。

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