近年、ウエラブル・エレクトロニクスの進展に伴い、柔軟な基材に様々な電子回路・部品を組み込んだフレキシブル・デバイスの需要が急速に拡大してきています。こうした次世代デバイスは、今後、世界中で巨大な市場を形成すると予想され、印刷エレクトロニクス技術にRTR生産方式を組み合わせれば、低コストの大量生産が可能になり、市場において優位な立場を確立できる可能性を秘めています。
しかしながら、フレキシブル・デバイスを実際に生産する場合、すべての工程をRTR化するのは現実的には容易でなく、強引なRTR化は、かえって生産性の低下と、コスト高をもたらします。RTRプロセスを生産プロセスのなかで有効に活用するには、合理的な製品設計と、バランスのとれた工程設計が必要になります。
本セミナーでは、前半ではフレキシブル・デバイスの最新開発動向について紹介し、後半では、実際の生産プロセスにいかにRTR方式を効果的に活用するかを解説します。また、基材となる様々な柔軟素材 (フィルム、紙、エラストマー等) や、各種加工技術・装置などの最新情報についても紹介します。
プログラム
- フレキシブル基板からフレキシブルエレクトロニクスへ
- フレキシブルエレクトロニクスとは
- 印刷エレクトロニクスとの関係
- エラスティック (伸縮性) エレクトロニクス
- モノコック (熱成形) 印刷回路
- その他のエレクトロニクスとの関係
- フレキシブルエレクトロニクスの用途
- 従来のシリコン/銅技術の置き換えではない
- ウエアラブル、メディカルデバイスで実用化が進む
- 具体例を多数紹介 (特にメディカル、ヘルスケア分野で)
- 市場の成長性
- 新しい材料がキー
- これまでの基板材料とは異なる特性が求められる
- 伸縮性
- 粘着性
- 透明性
- 通気性
- 吸湿保湿性
- 生分解性
- 非アレルギー性
- 圧電性
- その他
- ラバー、紙、布、複合材、厚膜印刷インク、その他
- 基本構成と回路設計
- 片面回路、両面多層回路、機構回路
- 埋め込み部品回路
- 機能回路、能動回路、電源回路、発光回路、圧電回路
- 回路相互の接合
- 製造技術
- 回路構成、使用材料に応じて適切なプロセスを組み合わせる
- フォトリソグラフィ/エッチング
- 印刷プロセス
- ラミネーション/スパッタリング/湿式メッキ
- 熱成形
- 接合、部品実装、その他
- 量産への課題
- RTRプロセスは万能ではない。
- 現実的な工程設計
- まとめと質疑応答
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ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
印刷物は後日お手元に届くことになります。
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