開発された高性能材料が接合加工できなくては、新たなハイテク製品を組み立てることができません。ハイテク製品の組み立てには、微細接合、精密接合、異種金属接合が必須であり、この接合法として材料を溶融することなく接合する固相接合が重要となります。
新素材、異種金属などを接合して、各種の機能部品を組み立てる方法として、拡散接合が注目され、インターネットでも最も多くヒットする接合法です。最近、フォットエッチングした金属箔の積層接合法としても、拡散接合法は注目されています。
本セミナーでは、固相接合における拡散接合の位置づけの紹介に始まり、拡散接合の動向 (論文、適用例、研究者、企業) 、拡散接合の適用例 (現状、適用のポイント、時代的変化) 、拡散接合装置、拡散接合の接合機構、接合改善策、接合のポイント等を説明します。
また、実用化に際しての重要な接合部の評価法について、接合前・接合中での評価のポイントと接合後の機械的、金属学的、非破壊的 (超音波、X線) 等の適用例の現状を説明します。理解を深めるため、拡散接合を適用した実物の紹介の他、動画を交えて解説します。 また、個別的な質問にも対応します。
- 拡散接合の技術動向
- 拡散接合とは。
- 実用化している溶接・接合
- 拡散接合定義
- 大学での実験室 (動画)
- 最近の接合技術動向
- 研究報告数の推移
- 最近5年間の学会口頭発表
- 新技術説明会での特許出願
- 科研費の推移
- 拡散接合装置量量産化工場
- プロセス開発支援
- 拡散接合の適用例
- 伝統工芸での接合
- 木目金の接合は、共晶拡散接合
- 30年前の傾向・適用例
- 同種金属の拡散接合実用例
- 異種金属の拡散接合実用例
- 拡散接合製品とその接合条件
- 拡散接合の導入のポイント
- 最近の傾向・適用例
- マイクロ熱交換器
- 拡散接合型コンパクト熱交換器
- CPU冷却装置
- 製鉄所の熱交換器
- マイクロポンプの接合
- クリッププレート (iPod)
- 機械要素技術展
- 金属を接合するには
- 理想的な接合実験
- 金属の固相接合開始温度は
- 加圧力と接合温度との関係
- 拡散接合装置について
- 市販の拡散接合装置
- 拡散接合装置の現状
- 拡散接合部の面積の増加過程
- 接合面積の数値計算
- 実測値と数値計算との比較
- 各機構の寄与割合
- 接合表面皮膜の挙動
- 真空中加熱での表面組成変化
- 真空中加熱での残留ガス
- 破面の介在物の組成
- 接合面での酸化皮膜の挙動
- 各種アルミニウム合金の拡散接合
- 同種金属接合でのポイント
- 接合部の空隙内のガスの挙動
- 空隙内残留ガス分析装置
- 接合部空隙内のガス
- どんな接合雰囲気が良いか
- 接合面での結晶方位差の影響
- モリブデンの接合の場合
- 粒移動しても欠陥が
- 異種金属の接合
- 金属間化合物相厚さと継手強さ
- 銅中の酸素量の影響
- 異種金属の接合の問題点・改善策
- 金属とセラミックスの接合
- 金属とセラミックスの反応
- 熱応力緩和策
- 液相拡散接合
- 液相拡散接合過程
- 液相拡散接合による補修
- 接合の改善策 (清浄化法) の技術動向
- イオン衝撃法
- イオン衝撃による新機能クラッド材料
- シリコンウェハーのイオン活性化接合
- 相対すべりの効果
- ハロゲン化処理
- 接合の改善策 (密着化法) の技術動向
- 接合部への変態の影響
- 変態超塑性を利用した成形と接合
- 水素誘起変態を用いた低温接合
- 微結晶金属薄膜の利用
- 接合材の加工度の影響
- 熱膨張を利用した加圧接合
- 接合時の加圧法の検討
- 熱膨張加圧法
- 熱膨張加圧の有利性
- 拡散接合部の機械的・金属学的評価
- 接合前の評価
- 接合中の評価
- 接合後の機械的評価
- 引張り試験形状
- 引張り試験では切り欠き強化
- 接合部の評価はSEMで
- 接合部の破面評価
- 接合部の気密性
- 拡散接合部の非破壊検査
- 超音波の反射量と空隙サイズ
- モデル欠陥内蔵接合部の超音波探傷
- 検出可能サイズは
- 異種金属部の超音波探傷
- ガスタービンの非破壊試験法 (動画)
- 目貫のマイクロX線CT
- ステンレス鋼積層接合部のX線CT
- 拡散接合が発展するには
- 拡散接合部の特異性
- 金属箔の積層接合
- 技術相談 (希望者のみ)
複数名受講割引
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 22,500円(税別) / 24,750円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 30,400円(税別) / 33,440円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 45,000円(税別) / 49,500円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 67,500円(税別) / 74,250円(税込)
- 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
- 他の割引は併用できません。
- サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。
アカデミー割引
教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。
- 1名様あたり 10,000円(税別) / 11,000円(税込)
- 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
- お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
ライブ配信セミナーについて
- 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
- お申し込み前に、 視聴環境 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- セミナー資料は郵送にて前日までにお送りいたします。
- 開催まで4営業日を過ぎたお申込みの場合、セミナー資料の到着が、開講日に間に合わない可能性がありますこと、ご了承下さい。
ライブ配信の画面上でスライド資料は表示されますので、セミナー視聴には差し支えございません。
印刷物は後日お手元に届くことになります。
- ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
- タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
- ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
- 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
- Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。