半導体緊急事態宣言とその対策の羅針盤

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車載半導体が足りない。スマホ用半導体が足りない。PC用やサーバー用半導体も足りない。家電製品用半導体も足りない。2021年に入った途端に、各種半導体の供給不足が発覚しパニック状態となった。そのトリガーを引いたのは昨年来続いているコロナ騒動である。これに地震や寒波による停電と少雨による水不足などの気候変動による自然災害に加えて、ルネサス那珂工場の火災も重なり、車載をはじめとする各種半導体の供給不足が深刻化し、長期化する様相を呈している。現代において半導体は戦略物資となり、その製造能力の有無が、国、産業、企業の競争力を左右するようになった。その中心には、世界最先端の5nmの半導体を量産しているTSMCの存在がある。世界中のファブレスがTSMCへの生産委託に殺到し、各国がTSMCを誘致しようと躍起になっている。なぜTSMCがこれほど強力になったのか? サムスン電子やインテルの巻き返しはあるのか? 米中の分断は今後どうなるのか? キオクシアはマイクロンやウェスタンデジタルに買収されるのか?  本セミナーでは、世界の半導体産業の現状を分析し、将来を展望する。

  1. はじめに
    1. 自己紹介
    2. 本セミナーの概要と結論
  2. なぜ車載半導体が不足するのか
    1. コロナによって蒸発したクルマ需要
    2. なぜ2021年になって車載半導体の供給不足が発覚したのか
    3. 福島県沖地震で停電したルネサス那珂工場
    4. 突然の寒波で停電したテキサス州の半導体工場
    5. ルネサス那珂工場で火災が発生
    6. 昨年の少雨で台湾の水不足が深刻化しTSMCの工場稼働が綱渡り
    7. 各国政府が台湾 (TSMC) に車載半導体の増産を要請する異常事態
    8. CASEの時代を迎えたクルマ産業の急所は半導体
  3. 世界半導体市場から見たボトルネックは何か?
    1. 世界半導体の出荷額と出荷個数から見たボトルネック
    2. 地域別の半導体市場のボトルネック
    3. 種類別の半導体市場のボトルネック
    4. 各種ロジック半導体市場のボトルネック
    5. 高騰するDRAM価格と横ばいのNAND価格
    6. SSDのボトルネック
    7. すべてのボトルネックはTSMCにある
  4. ファンドリー分野の競争
    1. TSMCの競争力の源泉 – レガシーから最先端までー
    2. 2030年までにTSMCに追いつく目標を掲げたサムスン電子の現状
    3. ファンドリーに再参入するインテルの見通し
    4. 米国の制裁下にある中国SMICの現状と展望
  5. 各国の半導体強化政策
    1. TSMCの誘致に成功した米国の半導体強化策
    2. TSMCを誘致しようとしている欧州の半導体政策
    3. TSMCが後工程の開発拠点をつくる日本の半導体政策
    4. 米国の制裁下で完全内製化を目指す中国の半導体政策
  6. 戦略物資となった半導体
    1. 戦略物資でもあり一般汎用技術でもある半導体
    2. 米中分断は今後も続く
    3. キオクシアを巡る買収の動き
    4. 世界はTSMCを中心に回る (その背後にいるのはアップル)
    5. ムーアの法則は止まらない

※新たに報じられる情報など、最新情報を反映して詳細プログラムが更新される可能性もございます。

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