価値づくりの考え方と商品・技術のブランドマネジメント

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本セミナーでは、価値づくり・ブランドマネジメントの考え方と、それを実行する際の科学的調査・検証の方法を、具体的事例を用いながら解説いたします。

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プログラム

日本企業の長期低迷に対して、多様な指摘がされている。ハードウェア至上主義、デザイン思考の欠如、自前主義によるオープンイノベーションへの遅れ、ダイバーシティの少なさ、など枚挙にいとまがない。そうした背景から、米シリコンバレーへの進出、ベンチャー企業への投資、人工知能の活用、などの取り組みが多くの企業で見られるようになった。しかし、これらはすべて手段である。「どうつくるか?」「どう売るか?」という手段の議論は盛んに行われるが、「どんな問題を解決するか?」「何をつくるか?」という目的が疎かになりがちである。多くの企業に共通する根源的な問題は、価値づくり思考の欠如だと考えている。価値は問題解決から生まれる。そのためには、解決した場合に顧客が喜んで (高い) お金を払って利用したいと感じる、潜在的な問題を特定することがすべての始まりとなる。そして、誰に (Who) ・何を (What) ・どのように (How) というコンセプトを策定し、それを一貫して高い知覚品質で具現化することが価値づくりの根幹である。この考え方は、商品・サービスだけでなく、技術ブランドにおいても基本的に同じである。技術ブランドは、複数の商品・サービスを横断して具備される重要な資産であり、そのマネジメントは競争力の向上に極めて重要である。  本セミナーでは、このような価値づくり・ブランドマネジメントの考え方と、それを実行する際の科学的調査・検証の方法を、具体的事例を用いながら述べる。

  1. 販売を不要にする価値づくり
    • 性能至上主義からの脱却と価値づくり思考への転換
    • 実用的よりも心理的な問題の重要さ
  2. 商品・技術のブランドマネジメント
    • 技術・性能は幻で,消費者の知覚こそが現実
    • 永遠に達成しないコンセプトを掲げて愚直に具現化
  3. 意思決定に必要な科学的調査と検証
    • 世に溢れるバイアスにまみれた調査とあるべき調査設計
    • 意思決定に不可欠な因果関係を推定する科学的検証
  4. 事例紹介と質疑応答

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