出口戦略に基づく研究開発テーマ発掘の仕方

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
オンライン 開催

日時

開催予定

プログラム

第1部. 出口戦略を伴った研究開発と 技術マーケティングの融合

(2021年6月16日 10:30〜12:00)

 製造業においては、刷新的な技術の確立によって常に新商品を創出し、企業経営を継続的に安定させることが求められています。このためには、開発中期から外部環境調査と適社性を考慮しながら“出口戦略“を設定する事が大切です。しかし、昨今の市場要求は短期間に急変し、出口目標の設定がますます困難になっています。特に異業種へ進出する開発テーマでは、確度のある情報収集が必要不可欠です。この対策として、開発初期段階から技術マーケティング活動を取り入れ、学会や展示会の活用を通して開発中の新商品を世に問いただす必要があります。  本会では、一方的な講演ではなく、時間のゆるす限り皆様とのQ&Aが出来ればと考えています。

  1. 自己紹介
  2. 研究開発活動で大切なこと
  3. 社内体制作りと運用方法の見直し
  4. 研究開発活動とマーケティング活動との併用
  5. ステージゲート法による研究開発の進捗管理
  6. 新商品のプロモート活動
  7. 学会・展示会の有効活用
  8. 展示会出展後の対応
  9. “出口戦略” と “新ニーズ発掘”
  10. 開発事例紹介 「熱伝導シート」

第2部. ムラテックにおける出口を明確に見据えた R&Dテーマの設定と検討事項

(2021年6月16日 12:45〜14:15)

 R&Dテーマの出口を開発スタート時に議論することは非常に重要です。開発を「技術シーズが面白いから」だけで始めると出口で躓くことが多くあります。事業部テーマは「ロードマップ」を用いて部門間連携を高め出口の共有を図ることが肝心です。また新規領域テーマは出口が難しいですが「夢を語り、どのお客様がどのように喜ぶか」をストーリーで語る必要があります。ムラテックではストーリー性のある企画書を用いて出口戦略を明確化した上で開発を始め、ステージゲート制を用いてプロジェクトの推進を行っています。  今回は筆者の経験も踏まえ「全社開発マネジメント」の全体像をご説明し「R&Dテーマ設定の考え方」をご紹介いたします。

  1. ムラテックの紹介と全社開発体制の構築
    1. ムラテックの紹介
    2. 全社横断的な開発体制の構築
  2. 全社開発マネジメントの実践
    1. ロードマップを核とした開発連携とプラットフォーム技術戦略
    2. ステージゲートを活用したカオスのマネジメント
  3. 出口を見据えたR&Dテーマの設定と検討項目
    1. ストーリー性のある開発企画
    2. ステージゲート制の運用ポイント
  4. 人づくりが全て
    1. 「突き抜けたスペシャリスト人材」を目指す
    2. チャレンジを是とする組織風土が不可欠行

第3部. 研究の出口を実現できる 人材の育て方、意識の変え方

(2021年6月16日 14:30〜16:00)

 多くの企業の研究開発現場で「研究開発投資に見合った成果が出ない」という経営層の声を聞くことが多くあります。これだけたくさんのお金をかけて、優秀な人材を採用しているのに、事業への貢献が少ないという声です。それを改善するために、R&Dのトップや管理職層は様々な仕組みを作ったり、仕掛けをしたりしています。しかし、現場の研究者にはうまく届いていず、力を発揮できていない場面をよく見かけます。どのようにしたら、1人1人の研究開発者が力を発揮し、組織としての成果を大きく出せるようになるでしょうか。  本セミナーでは、多くの企業の研究開発の現場で支援している経験をもとにそのヒントをお伝えしたいと思います。

  1. 研究開発における課題認識
    ~CTO Surveyの紹介を含めて~
  2. 研究の出口とは
    1. 研究の出口とは事業化である
    2. 事業化に繋がらない要因
  3. 事業化に必要な研究開発者のスキル・知識
  4. 研究者の資質を伸ばす場づくりと仕掛け
    1. どの研究者の資質にフォーカスするか
    2. どのような機会や場を作ることが有効か
      1. 新しい発想や技術の種を生む場 “砂場”
      2. 外部との対話を通じて新たな価値を生む場
      3. 仲間との議論を通じて高める場
  5. 実践事例
  6. まとめ

受講料

複数名同時受講割引について

アカデミック割引

日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。

ライブ配信セミナーについて