第1部 5Gにおける電波伝搬と電波吸収技術
(2021年6月4日 10:30〜12:10)
5Gを活用するために必要な電波伝播に関する基礎と、種々の電波吸収体の設計法とその実例について解説いたします。
- 伝搬の基礎
- 位相、偏波、直接波と反射波など
- レーダ方程式、フリスの伝搬公式
- 伝搬特性
- 各種の伝搬特性例
- 電磁界解析
- 電波吸収体の設計
- 1層構成
- 2層構成
- λ/4型構成
- 電波吸収体の実例
- 1層構成、2層構成
- λ/4型構成
- 金属パターン構成
- 温度解析
- モノスタテック解析
第2部 低コストFSSを使用した広帯域CA電波吸収体の開発
(2021年6月4日 13:00〜14:40)
CA (Circuit analog) 電波吸収体の概要を説明する。また、CA電波吸収体の関連技術として、メタマテリアルの概要について説明する。さらに、等価伝送線路モデルを用いた、広帯域CA電波吸収体の設計技術について説明する。続いて、CA電波吸収体の低コスト化技術について説明する。最後に、CA電波吸収体の今後の展望について述べる。
- CA (Circuit analog) 電波吸収体の概要
- CA電波吸収体とは
- 製造方法
- 動作原理
- メタマテリアルの概要
- メタマテリアルとは
- FSS (周波数選択表面) の特徴
- CA電波吸収体の構成
- 広帯域CA電波吸収体の設計
- 等価伝送線路モデル
- インピーダンスの計算方法
- 吸収特性の計算方法
- CA電波吸収体の低コスト化
- 非対称素子によるチップ抵抗数削減
- チェスボード配列による反射低減
- 解析結果
- 測定結果
- 今後の展望
- アクティブ素子による動的制御技術
- 将来無線への適用
第3部 フェノール樹脂発泡体を用いた電波吸収体の開発
(2021年6月4日 14:50〜16:30)
電波吸収体として使用可能なフェノール発泡体に関して報告する。フェノール発泡体を使用した電波吸収体では複素比誘電率の制御を導電性フィラーで行なった。同一の導電性フィラーを使用しても、複素比誘電率が製造プロセスに依存する点も報告する。さらにフェノール発泡体に導電性フィラーを任意の濃度で添加した際の複素比誘電率挙動を示し、電波吸収体の設計・シミュレーション事例を報告する。
- 電波吸収体の種類
- 材料から見た電波吸収体
- 有機系材料の電波吸収体の特徴
- フェノール材料
- フェノール樹脂とは
- フェノール発泡体とは
- 新規フェノール発泡体の特徴
- 複素比誘電率の制御方法
- フェノール単体の複素比誘電率
- 製造プロセスによる複素比誘電率の変化
- 導電性フィラーを用いた複素比誘電率制御方法
- フェノール発泡体の電波吸収体としての特徴
- 薄膜型の電波吸収体
- 耐熱性
- 電気特性の安定性
- 複素比誘電率のバラツキを考慮したシミュレーション
- 温度特性のバラツキを考慮したシミュレーション
- まとめ
- 今後の展望
- 課題
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 100,000円(税別) / 110,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 150,000円(税別) / 165,000円(税込)
- 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
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アカデミック割引
- 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)
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- 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
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- 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
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