日々の業務において、図面を読む機会は意外と多いと思います。
- 「商談の場で、図面をもとに説明や議論がなされる」
- 「機器を調達する際、カタログや仕様書に示されている図面を読む必要がある」
- 「製品を検査する際に、図面を読む必要がある」
- 「自社の製品を販売するときに、図面をもとに構造、仕様、特徴などを説明する必要がある」
このように、図面を読む力は、機械設計者だけに必要な特殊技能ではありません。“もの”に広い意味で関係する多くの方に必要なスキルです。
本講座は、「図面を読むために必要なこと」に重点を置いて、教育現場での経験を活かし、やさしく解説します。図面を読むためには、ある程度「描き方」を理解することも有効です。そのため、本講座では簡単題材を用いて図面の描き方も演習します。本講座を通じて、簡単な図面を描けるようにもなると思います。本講座を、図面の読み方を学ぶ方の初めの一歩としてご活用ください。
- 図面の基本
- 図面の様式とサイズ
- 線の種類と意味を読みこなそう
- 図面の尺度
- 工業規格 (JIS, ISO) について
- 形状の表し方
- 立体図
- 正投影法~第三角法と第一角法の読み方~
- 第三角法の図面を補助する投影法
- 断面図の読み方
- 断面図の基本
- 切断線を読み取る
- 断面にする時のルール
- 図面を合理的にする描き方
- 繰り返し図形などの省略法
- その他の便利な作図法
- 寸法の読み取り方
- 寸法記入に使う単位
- 大きさの寸法と位置の寸法
- 基本的な寸法の読み方
- 直径、半径、厚さ、面取りなどを表す寸法補助記号 (R, t, C, ↧, ⌒ など) の読み方
- 穴、座ぐり寸法の読み方
- 繰り返し形状の寸法
- 表面粗さの読み取り方
- 表面粗さとは
- 表面粗さの表し方
- 表面粗さの読み取り表面の仕上げ状態を把握する
- 公差の読み取り方
- サイズ公差で製品の寸法ばらつきを読む
- 公差を表す方法
- はめあい方式を読みこなす
- 普通公差を理解する
- 幾何公差とは
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