改正GMP省令が求める製造/ラボでの紙・電子データのデータインテグリティ実務

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GMP省令の改正案が2020/11/27に発出され、以下の日程が明記された。

また、改正の趣旨は以下の様に説明されている。

 GMP省令改正案に「記録の信頼性を継続的に確保すること」と記載されている。つまり、データの信頼性、すなわちデータインテグリティを求めているのである。そして、記録の管理について「完全性」「正確性」「一貫性」を継続的に求め、さらにCAPA (是正措置と予防措置) も求めている。  PIC/Sの査察官むけデータインテグリティガイダンスにおいて、データインテグリティの基本要件はALCOAプラスであると説明されている。上記の「完全性」「正確性」「一貫性」はALCOAプラスに含まれている。  ALCOAプラスは従来からGMPに求められていたものと大差ない。一方、査察当局が期待するデータインテグリティ適合レベルは、データインテグリティ技術の普及とともに高くなる。従って、各極のデータインテグリティガイダンスを読み込んでALCOAプラスを頭のなかで深掘りしても、査察当局が現時点で期待するデータインテグリティ実務レベルにたどりつけない。査察当局が期待するデータインテグリティ実務レベルは、当局査察における指摘事例から学び取るのが確実である。  本講座では、米国情報公開法 (FOIA) にもとづきFDAから購入したデータインテグリティ査察指摘事例500件から読み取った「査察現場における生のデータインテグリティ要件」とその対応方法を解説し、改正GMP省令が求めるデータインテグリティの実務対応を具体的に説明する。  コンピュータに不慣れな方にも十分理解していただけるよう、ERES (電子記録・電子署名) およびCSVの基礎から説明する。

  1. GMP省令改正とPIC/S
  2. データインテグリティとは
  3. ERES対応の基礎
  4. CSV対応の基礎
  5. データインテグリティ用語
  6. FDAのデータインテグリティ査察指摘
    • 指摘トップ10
    • 国内における指摘
    • ラボにおける指摘
    • 製造における指摘
    • 年次品質レビューおよびQAにおける指摘
    • COA (分析証明書) に関する指摘
    • 供給者監査に関する指摘
    • SAPなどERP関連の指摘
  7. スプレッドシートのFDA指摘とCSV対応/DI対応
  8. PMDAのデータインテグリティ指摘動向
  9. 主要ガイダンスの概況
  10. 実務対応
    • 手書き記録 (ラボ、製造共通)
    • コンピュータ化システム (ラボ主体)
    • 製造装置と検査装置
  11. ポリシーと手順書の策定方針
    • DIの是正措置と予防措置
  12. 良くある質問
  13. MHRAガイダンスの要旨 (英国医薬品庁)
  14. FDAガイダンスの要旨
  15. PIC/S査察官むけガイダンスの要旨
  16. 質疑応答

良くある質問

以下をはじめとする質問、および事前に提出いただいた質問にお答えする。

別冊付録

各極データインテグリティガイダンスの邦訳や解説資料を電子ファイルにてご提供する。600スライドを超える講演資料では説明しきれなかった詳細を習得していただける。

付録CD

データインテグリティの詳細資料、Part 11、Annex 11、CSV関連の解説や邦訳など、200ファイル余を収載したCDをテキストと共にご提供する。

質疑応答

CSV、ERES、データインテグリティ、スプレッドシートなど日常の業務において困っていることや疑問などにお答えします。
事前質問は大歓迎ですが、準備の都合上、可能であれば2週間前までにご提出いただけると助かります。

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