効率的な電極スラリー作製のための基礎と応用

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本セミナーでは、電極スラリー作製について基礎から解説し、塗布膜乾燥工程における構造形成プロセスを解説いたします。

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プログラム

リチウムイオン二次電池や燃料電池の作製において、電極や触媒膜の作製方法はどうしても経験に頼ることが多くなります。  ただし、スラリー作製~塗布~乾燥プロセスにかかわる、レオロジー・粒子分散・塗布膜乾燥等の基礎理論をきちんと理解し作製することで、勘や経験に頼らず、安定した電極を効率的に作製することができるようになります。  本講座では、塗布材料であるスラリー内部の粒子分散状態を理解するための基本的なレオロジー解析のみならず、それらの塗布膜乾燥工程における構造形成プロセスを解説し、実際のリチウムイオン二次電池の正極や負極、燃料電池電極膜への適用例を示しながら、効率的な電極の作製に役立つ基礎理論と実際の研究手法について講義します。

  1. レオロジーを利用した粒子分散液の内部構造解析
    1. ニュートン流体と非ニュートン流体
    2. 粒子の凝集・分散と粘度変化
    3. チクソトロピーモデルによる凝集状態の定量評価
    4. 粒子濃度の影響
    5. 粒子分散液の内部構造と粘弾性
    6. 非線形粘弾性
  2. レオロジーを指標としたスラリー内部構造評価
    1. 粒子分散液のスピンコートプロセス
    2. 沈降性粒子分散液の粘度測定と凝集評価
    3. 燃料電池電極スラリー分散過程のレオロジー解析
    4. 粘弾性を指標とした分散機の特性評価
    5. LiB負極スラリー分散過程の粘弾性解析
    6. LiB正極スラリー分散過程の粘弾性解析
  3. 粒子分散液塗布膜乾燥プロセスの評価手法
    1. 塗布膜乾燥プロセス様々な評価手法
    2. 膜厚変化を利用した乾燥過程の解析
    3. LiB正極スラリーの塗布膜乾燥過程
    4. ゲル化粒子分散液の粒子充填過程解析
    5. 表面散乱を利用した表面構造変化の解析
    6. カンチレバー法を用いた乾燥中の応力変化測定
    7. 応力変化に対する粒子凝集性の影響

受講料

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