本セミナーでは、ポリマー混練の基礎から解説し、フィラーの分散混合および分配混合に及ぼす影響を詳解いたします。
ポリマー (プラスチック・ゴム) の混練装置の改良および新機種の開発に際し、モデル試験 (2次元モデル・3次元モデル試験装置) の手法を開発して、ロータの形状・寸法および回転数・混練時間などの操作条件が、フィラーの分散混合および分配混合に及ぼす影響を明らかにした。 モデル試験によるポリマー混練の基礎研究の結果を利用すると、インターナルミキサーロータの改良、新しい連続式混練機の開発などを効率良く進められた。 最近ではロータあるいはロータセグメントのチップクリアランス (TC) を、軸方向および周方向に変化させる技術 (VCMT) を応用したインターナルミキサーの6翼ロータあるいは2軸押出機のロータセグメントが開発され、混練装置の生産量の大幅な増加が図られている。