身体洗浄料の起泡力・抗菌/抗ウイルス力の制御と界面活性剤

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
オンライン 開催

本セミナーでは、皮膚洗浄料として求められる機能の確認から、界面活性剤を用いた皮膚洗浄と新型コロナウイルス対策について解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

近年、ハンドソープ・ボディーソープ等の重要性が高まっており、今後も、安全な生活を送るうえで、皮膚洗浄料は重要なアイテムであり続けることが予想されます。本講演では、身体洗浄料において抗菌・抗ウイルス性を発揮する界面活性剤について紹介したうえで、お客様の満足度が高く、使い続けて頂ける身体洗浄料を調製するための材料探索と処方設計についてお話します。  まず、泡製剤の特性と界面活性剤の選び方の一般則について概説した上で、商品開発の現場で行われている起泡性が高くクリーミーな泡の立つ処方の作り方について学びます。次に、度重なる洗浄行為でも手が荒れない低刺激の皮膚洗浄料を開発するうえで不可欠なアミノ酸系界面活性剤やノニオン性界面活性剤、皮膚の上にスキンケア効果を示す油剤を残留させるコアセルベーション技術について紹介します。さらに、皮膚表面の菌叢に着目した皮膚洗浄技術と界面活性剤を用いた皮膚洗浄と新型コロナウイルス対策の現状と課題について報告する予定です。

  1. 界面活性剤とは
    • 界面活性剤の定義と種類
    • 界面活性剤の機能と応用例
    • 界面活性剤の抗菌 ・抗ウイルス力
  2. ポストコロナ時代の皮膚洗浄料に求められる機能は?
  3. 安定なクリーミーフォームの作り方とその応用
    • 泡の生成 ・崩壊のメカニズム
    • 安定な泡を調製するための界面活性剤の選び方
    • 速泡性を高めるブースター
    • 泡を安定化する増粘剤
    • 効果的な消泡剤とそのメカニズム
  4. 皮膚への刺激の低い皮膚洗浄料の作り方とその応用
    • 石鹸 (脂肪酸塩)
    • アミノ酸系界面活性剤
    • アルキルリン酸エステル系界面活性剤
    • アルキルエーテルカルボン酸
    • ノニオン性界面活性剤
    • 保湿剤 ・油剤 ・高分子を利用した低刺激処方
    • コアセルベーションを利用した皮膚洗浄剤によるスキンケア
  5. 皮膚表面の菌叢に着目した皮膚洗浄技術
    • 皮膚表面の菌叢と皮膚の状態への影響
    • 界面活性剤を用いた黄色ブドウ球菌 ・アクネ菌の選択的殺菌
  6. 界面活性剤を用いた皮膚洗浄と新型コロナウイルス対策
    • 界面活性剤による消毒とそのメカニズム
    • 皮膚洗浄による感染予防とそのメカニズム
  7. ヒット商品の処方解説

受講料

案内割引・複数名同時申込割引について

シーエムシーリサーチからの案内をご希望の方は、割引特典を受けられます。
また、2名様以上同時申込で全員案内登録をしていただいた場合、1名様あたり半額の 20,000円(税別) / 22,000円(税込)となります。

アカデミック割引

学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。

ライブ配信セミナーについて