本セミナーでは、太陽熱を集光・集熱するための基礎から解説し、太陽の追尾、蓄熱によるシステム運用、システムを構成する方法と集光・集熱・蓄熱部材について詳解いたします。
30年以上も前に開発を修了した太陽熱発電システムの開発が今、わが国で再開発する動きが活発化しつつある。わが国では、高温の太陽熱利用は難しいが、アメリカ、特にヨーロッパでは、地中海を取り巻く沿岸地域において、多数の太陽熱発電の建設が活発に進められている。 日本では太陽光発電の開発が主になっているが、太陽熱発電の稼働率は太陽光発電の倍以上であり、また、既存の技術で十分開発が可能であるため、これらの国では太陽熱発電の開発に力を入れている。 より多くの企業が開発に参加するために、基礎となる高温の太陽熱を集光・集熱するための知識 (方式と特徴など) と追尾、蓄熱によるシステム運用、システムを構成する方法と集光・集熱・蓄熱部材などを紹介する。 更に、集光技術を利用した集光式太陽光発電についても紹介する。 また、わが国や海外で開発されたシステムを通して、システムの特徴等を紹介するとともに太陽熱発電と太陽光発電と風力発電とのシステム運用の相違についても紹介する。 さらに、参考資料により、今後の開発のためにヨーロッパで研究開発された要素技術や太陽熱を利用した特徴ある種々の技術も紹介する。