現在、超音波は幅広く利用されていますが、多数の問題があります。
最大の問題は、適切な測定方法がないために超音波利用の適切な状態が明確になっていないことです。
偶然 (対象物、冶具、環境、気候の変化 等) に左右されているのが実状です。
特に、対象物の表面性に関する要求レベルが向上している現在では、超音波による固有の特徴を適切に利用することで新しいナノレベルの洗浄、新素材の分散、表面応力の緩和…といった事項に適応した使用事例が増えています。
セミナーでは、上記に関する基礎事項と、応用利用のための超音波の制御技術について、超音波の測定データ・解析データの事例を通して紹介・説明します。
- 超音波の概要
- 超音波による物理作用・化学作用
- 超音波利用の問題
- 超音波利用技術ノウハウ
- 適切な超音波利用事例
- 超音波の基礎1
- 水中の超音波
- 空中の超音波
- 弾性体の超音波
- 超音波の基礎2
- キャビテーション効果
- 加速度 (音響流) 効果
- 超音波利用のメカニズム1
- 超音波伝搬現象の概要
- 超音波照射
- 攪拌・乳化・分散の方法
- 洗浄の方法
- 表面改質の方法
- 超音波利用のメカニズム2
- 現状の問題
- 問題の整理
- 対処方法について
- 超音波利用のメカニズム3
- 超音波制御
- 超音波制御の論理モデル
- 超音波伝搬状態の解析
- 具体的な応用例
- 超音波装置
- 対象物と超音波
- 冶工具と音響流
- 新しい超音波制御
- 非線形超音波伝搬現象
- ナノレベルの対象物への超音波刺激方法
- キャビテーションと加速度の効果の最適化方法
- 化学研究開発への応用
- 複数の異なる超音波 (周波数) を適切に利用する超音波技術
- 超音波テスター (オリジナルの超音波測定装置) の利用
- これは、本セミナーで初めて説明します。
各種の超音波利用状態を測定解析した具体例を紹介します。
- ノウハウを含めた応用例を紹介します
- ナノレベルの超音波分散事例
- 表面残留応力均一化 (改質) の事例
- 超音波導入における注意点
- 超音波の効果 (キャビテーション、加速度) に対する超音波装置の発振周波数と出力について
- 水槽の構造・設置方法の問題
- 環境と液循環の問題
- 超音波の取り扱いに関する問題
(保守・メンテナンス)