コロイド量子ドットの基本物性および合成・評価手法と耐久性向上の指針

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本セミナーでは、量子ドットの物性、合成や評価などの基礎事項から、ディスプレイや太陽電池など実用化を考えた際に直面する耐久性の問題まで講師独自の見解を加えて解説いたします。

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プログラム

量子ドットは、新しいタイプの蛍光体として広く知られるようになった。ディスプレイとして実用化され、太陽電池としての検討も進んでいる。  発表者らは、これら量子ドットの溶液合成だけでなく、その表面を理解し、改質することが応用のためには大切と考えて早くから取り組んできた。今回は、量子ドットの物性、合成や評価などの基礎事項を概説するとともに、実用化を考えた際に必ず直面する耐久性の問題を他の最新の研究とも比較しながら、講師独自の見解を加えて解説する。

  1. 量子ドット研究の背景と経緯
    1. 量子ドット合成法の発展
    2. ドープされた量子ドットの性質と、各種蛍光体の輝度
  2. 基本的な物性と粒成長メカニズム
    1. 物理的、化学的性質 (量子サイズ効果など)
    2. エネルギー準位の計算方法
    3. 量子ドットのサイズと濃度の求め方
    4. 粒成長メカニズムと発光効率
  3. 各種量子ドットの合成法
    1. 親水性CdTe
    2. 親水散性ZnSeと光化学反応を利用したシェルの付加
    3. 疎水性InPと水相への転換
    4. 疎水性CdSeの各種合成法
    5. ハロゲン化鉛ペロブスカイト、硫化鉛およびカルコパイライト
  4. 評価方法
    1. 単⼀分子・分子検出法
    2. 発光効率 (量子収率) の計算法
    3. 耐光性の測定・評価法
  5. 耐光性向上の具体策
    1. ポリマーを用いる方法
    2. イオン結晶による閉じ込め
    3. アルミナ薄膜による被覆
    4. ガラスカプセル化とその優位性
  6. 量子ドットの各応用分野と今後の課題・展望
    1. ディスプレイ用蛍光体としての量子ドット:その課題と展望
    2. 量子ドットの太陽電池応用:その課題と展望
    3. 量子ドットを用いた医療用の診断薬
  7. まとめ

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