2020年、コロナウィルスの全世界的な蔓延により、世界各国は人的・経済的に甚大なダメージを受け回復の見通しは全く不透明といった状況にある。しかしこのような中においても、地球温暖化ならびに大気汚染対策のための自動車の電動化は人類にとって「待った無」の課題であることに変わりはない。最近ではカリフォルニア州が2035年までに州内でのガソリン車の新車販売を禁止するとの発表をするなど、EVシフト化への要求は極めて大きい。EVの性能を決める基幹部品であるパワーデバイスでは、新材料SiC/GaNデバイスの普及が大いに期待されている。しかしながら現状では、性能、信頼性、さらには価格の面で市場の要求に十分応えられているとは言えない。
本講座では、SiC/GaNパワーデバイスを広く市場に普及するためのポイントは何かについて、強力なライバルであるシリコンデバイスの最新動向を横にらみしながら、わかりやすく解説したい。
- パワーエレクトロニクスとは?
- パワエレ&パワーデバイスの仕事
- パワーデバイスの種類と基本構造
- パワーデバイスの適用分野
- 高周波動作のメリットは
- シリコンMOSFET・IGBTだけが生き残った。なぜ?
- 次世代パワーデバイス開発の位置づけ
- 最新シリコンIGBTの進展
- 現在、そして10年後のパワー半導体の市場予測
- シリコンIGBTの今
- 最新のIGBT技術:まだまだ特性改善が進むIGBT
- 新構造IGBT:逆導通IGBT (RC-IGBT) の開発
- IGBTの進展を支える実装技術の進展
- SiCパワーデバイスの現状と課題
- 半導体デバイス材料の変遷
- ワイドバンドギャップ半導体とは?
- SiCのシリコンに対する利点
- 各社SiC-MOSFETを開発。なぜSiC-IGBTではないのか?
- SiCウェハができるまで
- SiC-SBDそしてSiC-MOSFET開発へ
- SiC-MOSFET拡販のための4つの課題
- なぜSiC-MOSFETがEVに適しているのか?
- SiC-MOSFET作成プロセス
- SiCデバイス信頼性のポイント
- 最新SiC-MOSFET開発動向
- GaNパワーデバイスの現状と課題
- なぜGaNパワーデバイスなのか?
- GaNデバイス構造は”横型GaN on Si”が主流。なぜ縦型GaN on GaNではないのか?
- GaN-HEMTデバイスの特徴と課題
- GaN-HEMTのノーマリ-オフ化
- Current Collapse現象メカニズム
- 最新GaN-HEMT開発動向
- 縦型GaNデバイスの最新動向
- 高温対応実装技術
- 高温動作ができると何がいいのか
- SiC-MOSFETモジュール用パッケージ。ポイントは何か?
- ますます重要度を増すSiC-MOSFETモジュール開発
- まとめ
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
- 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 他の割引は併用できません。
アカデミック割引
- 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)
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- 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
- 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
- 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
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