新型コロナウイルス (COVID-19) 抗体検査の有用性と重症化予測

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プログラム

第1部. 新型コロナウイルスの新規抗体検査キットの開発

(2021年5月19日 10:30〜12:00)

 イムノクロマト法をはじめとする簡易検査キットは、定性法であるため、新型コロナ感染後にできる抗体が体内でどれぐらい維持されるのか、或いは、どれぐらいの抗体があれば再感染を防げるのかといったことを定量的に評価することは難しい。これに対して我々は、酵素免疫測定法により複数の抗体を15分程度で簡易に定量できる、新規な抗体検査キットを開発した。本講演ではこれら最新の技術紹介と産業界への活用を目指した開発状況について紹介します。

  1. 新型コロナウイルスの抗体検査について
  2. 新型コロナウイルス抗体検査キット
    1. 簡易検査キット (イムノクロマト法)
    2. 酵素免疫測定法による検査キット
    3. 専用装置を用いた大規模検査
  3. 産総研が取り組む新規な新型コロナウイルス抗体検査キット
    1. 検査チップ
    2. スマホではかるアプリ
    3. 自動化装置
    4. 臨床検体を用いた評価
  4. 産業界での活用に向けて

第2部. COVID-19における抗体価と臨床経過

(2021年5月19日 13:00〜14:00)

  1. COVID-19の臨床経過
  2. COVID-19における抗体陽転化と臨床経過の関係
  3. 異なる抗体キットの比較
  4. 健康人での検討

第3部. 血中タンパクによるCOVID-19重症化の予測

(2021年5月19日 14:15〜15:45)

 COVID-19では、軽症と見られていた患者が翌日、重症化し、死亡するという急激な症状の変化があげられる。COVID-19の転帰が予測できれば、限られた医療資源を効果的に利用することができる。今回、COVID-19重症化を予測できる血液マーカーを探索し、その実用化を進めたため、その概要を解説する。

  1. COVID-19とその病態
  2. COVID-19の治療における問題点
  3. 予後予測マーカーのスクリーニング
  4. 予後予測マーカーのバリデーション
  5. 基礎疾患との予後予測マーカーの関係
  6. 予後予測マーカーとCOVID-19病態の関係性の考察
  7. まとめ

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