日本的品質管理はTQMとして世界を席巻した。しかし、現在の製造業の衰退を見るに際し、日本的品質管理はどこに行ってしまったのかと疑問を持つ。何故日本的品質管理は衰退したのか?何故、出荷検査データを改竄してまで出荷を優先するのか?市場で問題ないことと製造品質が規格内であることは同義なのか?出荷規格が厳しすぎて製造品質管理が追いつかないのか?疑問は後を絶たない。 このような中で、製造業における「品質管理」は日常業務として粛々と進んでいる。 生産現場のデータを統計解析ソフトに代入すれば統計学的解釈が可能になった。そこにはAIの技術やディープラーニングなどの考え方が取り入れられている。データ間の関係性や繋がりの強さなどを教えてくれる。 一方、問題を解決したり、不良の原因を探求したりするのは、更なる品質を確保したいと思っているからである。つまり、データから有益な情報を抽出して、その中から因果の関係を見つけ、原因系にアクションすることで、結果の再現性や出力特性の向上などを行うことが「統計解析」の目的である。
本セミナーでは、筆者が考える「品質管理と統計解析」の関係を深掘りし、真に役立つ統計手法を身に着けることを目的としている。単純にEXCELのHow toを理解するのではなく、「何故この手法で解析するのか」「この結果はどう解釈したらよいの」という、品質管理技術者が好奇心を持ってデータと対峙できるよう構成している。 これから品質管理を志す技術者は勿論、もう一度統計解析を深く学びたい技術者にも最適である。
- 統計的品質管理の基礎
- データの採り方、まとめ方
- データの見える化、グラフ化
- 問題解決のためのQCストーリー
- 統計学の基礎
- 記述統計学と推測統計学
- 大数の法則
- 中心極限定理
- データの分解
- 平均値とは
- 各変動の分解
- データの規準化
- 検定と推定
- 検定とは
- 対立仮説と検出力
- u検定とt検定
- 点推定と区間推定
- 平均値の差の検定
- 対応無い変数の場合
- 対応のある変数の場合
- χ2検定
- 分散分析
- 1元配置実験
- 2元配置実験
- 交互作用の検討
- 相関と回帰
- 相関係数と相関分析
- 回帰分析
- 実験計画法
- 要因配置実験
- 直交表実験
- 混合系直交表の活用
- パラメータ設計手法
- 機能のばらつきが問題
- 設計段階での取り組みが重要
- パラメータ設計演習
- 品質管理の実務
- 工程能力指数とその活用
- サンプリングと抜き取り検査
- 統計的工程管理 (SPC) の手順
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
- 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 他の割引は併用できません。
アカデミック割引
- 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)
学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院の教員、学生に限ります。
ライブ配信セミナーについて
- 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
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