本セミナーでは、化学蓄熱技術の基礎から解説し、蓄熱材料、蓄熱・ヒートポンプの応用について詳解いたします。
(2012年1月24日 10:30~12:00)
化学蓄熱技術の新たな可能性を提示する。 エンジン等から排出される200~400℃域の中温熱の回収・有効利用に着目し、中温排熱利活用にむけた化学蓄熱技術の基礎、さらにケミカルヒートポンプへの化学蓄熱の利用について説明する。 対応が可能な酸化マグネシウム/水系化学蓄熱を中心にその原理、応用事例を示す。 さらに、新たな化学蓄熱材の開発事例を説明し、化学蓄熱技術の発展可能性を解説する。
(2012年1月24日 12:45~14:15)
ケミカルヒートポンプは、エネルギーを回収して、エネルギー密度の高い化学蓄熱により蓄え、反応コントロールにより高温や冷熱に熱改質して再利用するというプロセスを得るため、エネルギーの高効率リサイクル有効利用システム構築のキーテクノロジーであると言える。 今回は、そのメカニズムと世界初の実用化へ向けた開発事例と展望を解説します。
(2012年1月24日 14:30~16:00)
排熱回収・利用技術の1つとして、化学反応熱を利用した「ケミカル蓄熱・ケミカルヒートポンプ」が知られている。 車両排熱の貯蔵・利用に対しては、高熱出力で高熱密度であるケミカル蓄熱が適している。 しかしながら、車両における熱の出入りを時間軸でとらえ、ケミカル蓄熱を十分に検討した例は多くない。 本講座では、CaO/H2O系を選定し、ケミカル蓄熱技術における熱貯蔵・熱放出を速度論的に検討した一事例について、講演する。