生体センシング・生体信号処理技術とヘルスケアデータ活用事業・サービス展開への必須知識 (1日目)

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本セミナーでは、ウェアラブルデバイスやウェアラブルセンシング技術の基礎、開発に求められる技術のポイント、取得データの活用の仕方について分かりやすく解説いたします。

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プログラム

第1部 ウェアラブルセンシングによる生体情報・行動情報取得の現状と今後の展望

~生体センシングのトレンド・要素技術・要求ニーズ・応用展開~

(2021年3月22日 10:00〜12:00)

 人間の生体情報や行動情報を取得・活用することへのニーズが高まっており、ウェアラブルセンシング技術が注目されています。IoTや5Gサービスの進展により、ウェアラブルデバイスの利用形態の多様化とともに、今後多くの分野への展開が期待されます。  本講演では、近年のウェアラブルセンシングの動向について述べ、センシングの対象と目的の観点から、ウェアラブルセンシング技術を中心とした生体センシング手法について説明し、具体的な研究開発事例や活用例を紹介します。

  1. 生体センシングのトレンドと技術
    1. 生体センシングの近年の動向
    2. 生体センシングの対象と要求ニーズ ~生体情報と行動情報~
    3. ウェアラブル生体センシングの要素技術
    4. 生体センシング手法 – 近年研究開発が進むセンシング手法の測定方式と技術 -
      1. ウェアラブル生体センシング
      2. 非接触・無拘束生体センシング
  2. 生体センシングの活用事例
    1. 医療・ヘルスケア分野への応用
    2. スポーツ・フィットネス分野への応用
    3. その他産業分野への応用
  3. まとめ ~今後の展望~

第2部 デジタルヘルスケアビジネスの最新動向と医療・ヘルスケア領域への新規参入・異業種連携の戦略の方向性

(2021年3月22日 14:00〜15:00)

 増大する社会保障費の抑制を一つの背景に、医療・ヘルスケアにおけるICT・デジタル活用による予防・診療の高度化・効率化が進展してきた。加えてCOVID – 19の蔓延が契機となり、オンライン診療やヘルスケア情報の共有が広がりを見せるなどデジタルヘルスケアが一層注目を集めている。従来、デジタルヘルスケアのビジネス化には医療・ヘルスケアデータの収集・利活用等にハードルがあったが、規制の一部緩和や、社会と個人の健康や衛生に対する意識および行動のシフトが起こる中で、変化が起きつつある。デジタルやデータを活用して医療・ヘルスケア事業へ新規参入を企図する先行企業は、ケイパビリティの補完や相乗効果の創出を目的とした異業種連携を図り、より大きな社会課題へアプローチを始めている。  本講演では、デジタルヘルスケアビジネスの最新動向と、医療・ヘルスケア領域へ事業参入・展開を企図する企業の戦略の方向性の一案を示す。

  1. 日本における医療・ヘルスケアの現状
    1. 日本における医療の現状および医療・ヘルスケア改革の方向性
    2. 健康増進分野の可能性と課題
  2. デジタルヘルスケアの国内外市場の動向
    1. 海外市場動向
    2. 国内市場動向
  3. COVID-19に伴うデジタルヘルスケアの変化
  4. 国内ビジネス化のハードル・留意点
    1. マネタイズの実現
    2. 医療情報の収集・活用のハードル
      • 改正個人情報保護法
      • 次世代医療基盤法 等
    3. ビジネス化までのリードタイム
  5. デジタルヘルスケアおよび医療・ヘルスケア領域への新規参入・異業種連携の戦略の方向性
    1. データ利活用
    2. データとリアルサービスの融合
    3. 医療・健康領域のエコシステム
    4. 新事業創出に向けた戦略的提携

第3部 医師が必要とした生活習慣・生体情報データとウェアラブルセンサ開発

~コロナ対策にも活用可能な最新の開発状況~

(2021年3月22日 15:10〜16:40)

 これまで、健康長寿社会を目指した生活習慣 (Life Style:LS) 病予防や自己管理 (Self-Management:SM) のための各種センサ開発とその活用を行ってきた。現在では、新型コロナウイルス (COVID-19) が蔓延し、これらのセンサによる早期発見、重症化検知などの応用のための研究を行っているので紹介する。

  1. LS病予防やSMのための各種センサとその応用
    • Health Wrist Watch (HW) によるLSの計量化 (LSindex) と生活リズム分析
    • ベルトセンサ (深部体温、心電、呼吸、体動、自律神経活動など) によるVital Monitoring System (Vitalgram®-ICTシステム/アフォードセンス社)
    • 早朝尿による深部体温・尿量・尿塩分計測など、またこれらの活用法
    • その他
  2. COVID-19対策への応用
    • 感染症の基本は早期発見・隔離・治療であり、COVID-19感染においては特に重症化予防が重要である。演者らが新たに開発した上記センサは高感度微熱検知が可能となり、新たな唾液安全採取器も開発したが、これらを用いて疑い有るものは速やかにPCR検査などで早期発見するシステムの拡充が急がれる。また、多くの感染者は施設や自宅での待機を余儀なくされているが、Vitalgram® ICTシステムはスマホを介してMonitoringできるので、重症化早期発見に役立つと考えている。

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