(2011年12月15日 14:00~14:50)
本年9月30日、「実用準天頂衛星システム事業の推進の基本的な考え方」が閣議決定され、2010年代後半までに4機体制、将来的には7機体制を目指すことが政府の方針として決定した。 準天頂衛星システムは、自動車、鉄道、船舶、観光、農業、建設などの我が国産業の高度化や国際競争力の強化に極めて重要であり、この観点から経済産業省は研究会を設置している。 本講演では、準天頂衛星の意義と新たな市場創造の可能性について述べる。
(2011年12月15日 15:00~16:30)
準天頂衛星測位システム (QZSS:Quasi-Zenith Satellite System) は、日本で天頂付近に常時1機以上の衛星が見えるように複数の衛星を準天頂軌道に配置する日本独自の測位衛星システムである。測位衛星としては、GPSと同等の信号を発信しGPS衛星の代わりになる補完機能に加え、補強情報を配信して測位精度を飛躍的に向上する補強機能も併せ持つ。 本講演では、三菱電機の衛星測位を利用したカーナビ・LBS事業の取り組みと、準天頂衛星活用による同分野での新サービス創出について述べる。