2021年に飛躍するマイクロLEDディスプレイ技術の徹底解析

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本セミナーでは、サークルクロスコーポレーション/フェローアナリスト小野記久雄氏が μLED・ディスプレイ技術解析、IDW2020やCES2021の最新の話題まで網羅して解説いたします。

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プログラム

史上始めてオンラインでのCES2021が開催された。本年はMini – LED、マイクロ (μ) LEDを使ったTVがその効率の高さ (高輝度) により商品性をアピールした。TV世界最大販売数のサムソン電子は、初めてラインナップの最高モデルにμLEDディスプレイ搭載TVを配置した。本格的なμLEDディスプレイ時代が始まった。  本セミナーではμLEDの構造、特性、駆動、大量転写 (MTF) 、基板への接続、などの基本技術からIDW2020、CES2021を含む最新のμLEDディスプレイ技術発表を解析する。  まず、μLED技術がヒートアップ始めた要因のAppleによる (特許ベンダー) LuxVueの買い取り、Sonyの超大型サイネージCLEDIS開発を事始めに、サムソンディスプレイの最新QNEDまでを、綿密な特許解析でその技術を紐解く。  さらに最新のμLEDディスプレイ技術を、タイル組み合わせのLTPS基板を用いた大型TV用途、モノリシックμLEDを用いたVRスマートグラス用途、新興市場に挑むフレキシブル・ストレッチャブル用途に分け、これを各社の特許公報と上記最新学会報告を組み合わせることで明らかにする。最後に、サプライズを期待するライバル登場のMeta Photonic OLEDを紹介、μLEDへの展開可能性を議論すると共にμLEDの築く未来を読み解く。

  1. 緒言 (ディスプレイ市場の戦国絵巻)
    1. 市場毎のディスプレイデバイスのバトル (戦国絵巻) と製品ライフサイクル
    2. CES2021におけるμLEDディスプレイ (親戚技術Mini – LED BLも含めて)
  2. 知っておきたいμLEDディスプレイの基礎技術
    1. LEDの基本構造と特性、LEDチップの構造と分類
    2. LED駆動はPWMが基本
  3. μLED Displayの構造分類と事始め
    1. μLED ディスプレイの分類
    2. フィーバーとなったμLED ディスプレイの開発の歴史
    3. Apple (LuxVue) のμLED ディスプレイ開発と特許公報解析
    4. SonyのμLED ディスプレイ技術 (CLEDIS)
  4. MTF (大量転写) 技術と接続技術
    1. MTF技術の分類
    2. LEDの基板接続技術
  5. 亜流 or 次世代か?SDCのQNED (ナノサイズLEDを用いたディスプレイ)
    1. SDCのQDブランドを用いた大型TV用デバイス開発の一貫
    2. SDC特許公報に見るQNED技術の内容
  6. 用途別μLEDディスプレイ技術の最新開発状況とμLEDの築く未来
    1. TV用μLEDディスプレイはタイル方式、課題はコスト低減
    2. スマートグラスに挑戦するモノリシックμLEDディスプレイ
    3. 縦型μLEDを使った中型サイズμLEDディスプレイ (京セラ)
    4. 新興 (Emerging) ディスプレイでフレキシブルOLEDに挑むμLEDディスプレイ
    5. μLEDが変えるディスプレイデバイス産業
  7. サプライズを起こすかMeta Photonic OLEDとμLEDへの展開可能性
    1. Stanford/Samsungの提案するMeta Photonic OLED
    2. 当方試算の効率計算から見えるイノベーションへの期待と製造上の最大課題
    3. PSS (Paterned Sapphire Substratrte) をベースにしたμLEDへの展開
  8. μLEDが変えるディスプレイデバイス産業

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