スティーブ・ジョブズは、創業35年でアップルを時価総額世界一のIT企業に育て上げました。
パーソナルコンピュータ、携帯音楽プレーヤー、スマートフォン、タブレット、オンライン・コンテンツ流通。いずれもジョブズが企画・プロデュースし、成功させてきたものです。
一方、ジョブズは経営者としても卓越した手腕を発揮しました。優秀な人材を集め、育て、優れたチームプレイを実現しました。
アップルは無借金経営であり、その手元資金は米国政府をも上回るといわれています。
2009年、『フォーチュン』誌は、ジョブズを「過去10年で最高のCEO」に選びました。世界中の経営者、ビジネスマンにとって「経営者の鑑」といえるでしょう。
私は、日本で最初のマッキントッシュ専門誌を創刊、『MACLIFE』編集長として、足しげくシリコンバレーを取材し、ジョブズ本人のインタビューも行ないました。
そうした経験を生かし、2011年8月には、ジョブズとアップルの激動の歴史をまとめた『 The History of Jobs & Apple 』を上梓。2011年11月末には、ジョブズとアップルの歴史的影響について解説する『 ジョブズ伝説 』を上梓します。
アップルの製品・サービスの圧倒的な強さの秘密は何なのか? どのように人々のライフスタイルを変え、ビジネスのあり方を変えてきたのか? そして、今後の動向はどうなっていくのか? それらを知るには、スティーブ・ジョブズ流ビジネスを徹底的に検証する必要があります。
本講座は、スティーブ・ジョブズ流ビジネスを歴史的に振り返りながら、アップルの強みと今後の動向について、分かりやすく解説するものです。
- スティーブ・ジョブズは何を成し遂げたか?
- パーソナルコンピュータのビッグバンをもたらしたアップルII
- 専門家でない人々のためのパーソナルコンピュータMacintosh
- ウォークマンに代わって携帯音楽プレーヤーの代表になったiPod
- 電話を「再発明」し、スマートフォンの標準となったiPhone
- ポストPC時代を切り開いた魔法のような革命的なタブレットiPad
- 「トイストーリー」などディズニー傑作フルCGアニメ群
- 世界最強のロジスティックス「Apple Store」「iTunes Store」「App Store」
- クラウドの新しいビジョン「iCloud」
- 人・モノ・金を集める
- 並外れた対外交渉力を発揮する
- トップクラスの人材を集める
- 大学の最先端研究に目を付ける
- 全米の大学を回って人材を発掘する
- 社内の人材を発掘する
- プロジェクト・チームを率いる
- 研究所に眠っていたアイデアを発掘する
- 高い目標を掲げ、部下に限界以上の力を発揮させる
- 「合宿」と「カイゼン」で部下を一致団結させる
- 製品づくり、作品づくりに妥協をしない
- 「世界を変える」製品を作り出す
- 世界一のプレゼンテーションを行なう
- アップルの経営危機を救った「Think Different」のプレゼン
- 若き日の1984とMacintoshデビューのプレゼン
- デザインがいかに重要かを証明したiMacデビューのプレゼン
- 音楽産業を変えたiPodデビューのプレゼン
- 電話を「再発明」したiPhoneデビューのプレゼン
- 魔法のような革命的なタブレットiPadデビューのプレゼン
- デザインで企業価値を高める
- デザインは表面的なものではない
- 最高の「ユーザー体験」を届ける
- 製品になってみる
- 用の美を究める
- ビジョンを語る
- 世界を変える
- 芸術と技術を融合する
- 禅の精神、瞑想、日本の美学
- スタンフォード大学卒業祝賀スピーチ
- アップルの今後の事業戦略はどうなるか?
- ポストPC戦略を全面展開してくる
- アップル流クラウド・コンピューティング
- コンシューマ・マーケット戦略
- ビジネス・マーケット戦略
- 教育マーケット戦略
- プロフェッショナル・マーケット戦略
- 質疑応答/名刺交換