再生可能エネルギーからの水素製造の低コスト化とビジネス構築

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本セミナーでは、脱炭素に向けた潮流、水素の位置づけ、再生可能エネルギーからの水素製造原価低減の方向性について解説いたします。

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プログラム

再生可能エネルギーの主力電源化が目指されている一方で、再生可能エネルギーの接続保留や出力制御が社会問題として顕在化してきた。固定価格買取制度終了後の再生可能エネルギーの買取価格も少しずつ明らかになり、電力システム改革の姿が少しずつ見えてくるなど、再生可能エネルギーを取り巻く状況は変化し続けている。しかし、脱炭素を目指すためには、現在のコネクト&マネージなどの制度のもとではまったく不十分であることは自明である。再生可能エネルギーは稼働率が低いため、主力電源となるためには、電力需要を大きく超える設備容量の設置が必要となり、大規模な蓄エネ技術が必要だ。  本講座では、急速に変わりゆく一次エネルギーの位置づけと生まれつつある技術の動向を踏まえ、再生可能エネルギーが主力電源となる再生エネ4.0を実現するためのカギとなる再生可能エネルギーからの経済合理的な水素製造の姿を考えるための基礎について解説する。

  1. はじめに
    1. Landscape, regime, niche technologies
    2. 将来の主流を考える「シグナル」
  2. 脱炭素時代のエネルギー
    1. 投資引き上げとESG
    2. 急速に変化する社会の要請
    3. ゆらぐ26%削減と不透明な排出実質ゼロ
    4. 再生可能エネルギーの世界の導入量
    5. 世界における各種発電技術の発電原価の推移
    6. 国内における各種発電技術の発電原価の推移
    7. 変わりつつあるLandscapeから見える次代のパラダイム
  3. 電気化学的蓄エネルギー技術
    1. 主要な選択肢
      • リチウムイオン電池
      • フローバッテリー
      • 水素エネルギー
    2. 蓄電池の普及の現状
      • 世界
      • 日本
    3. 水素・燃料電池の普及の現状
      • 世界
      • 日本
    4. 再生エネ4.0時代における蓄エネルギー
      1. 各種再生エネの2050年の国内発電量推定の例
      2. 変動対策2.0から3.0へ
      3. 再生エネ100%の電力システムの姿
  4. 再生可能エネルギーからの水素製造の課題
    1. 水素ステーションでの販売価格から見た要求目標
    2. 投資回収の基本の確認
    3. 主要な製造技術
      • 水電解
      • 光触媒
      • 熱化学
    4. 低コスト化に向けた課題
  5. 蓄電池か水素かの経済合理性
    1. 電気エネルギーの変換、貯蔵
    2. 貯蔵時間と技術選択
  6. 経済合理的な水素製造
    1. 補助金ビジネスはやめよう
    2. 海外で製造しよう
    3. 国内で製造しよう
      1. 再生エネの主力電源化のために
      2. 蓄電池×水素の合理性
      3. 蓄電池×水素のシステム最適化例
  7. 世界・国内の動向とこれから
    1. 国内外の動向
    2. さらなる低コスト化戦略の考え方

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