グラフィカルモデルは、大学の講義やテキストが少なく、奥が深いので、独学が難しい。
本セミナーでは、数式だけではなく、ソースプログラムをおい、実行結果を確認する。手を動かして身につけることを優先する。データサイエンティスト、機械学習エンジニア、研究者が対象。論理的に把握できた方が、楽しめるように思われる (Rubin因果推論は、講義の対象外となる) 。
受講後、・グラフィカルモデルの定義、・独立性、条件付独立性の検定、・ベイジアンネットワークの構造学習、・因果順序の推定 (LiNGAMとその周辺) 、・グラフィカルLassoを習得できることを目指します。
- グラフィカルモデルの定義
- 条件付き独立性とグラフの分離性
- マルコフネットワークとベイジアンネットワーク
- 独立性、条件付き独立性の検定
- 離散データの相互情報量の推定と、独立性、条件付き独立性
- 正定値カーネルと再生核Hilbert空間
- Hilbert Schmidt Information Criterion (HSIC)
- ベイジアンネットワークの構造学習
- PCアルゴリズム
- スコアベースの構造学習
- 森の学習
- 因果順序の推定
- LiNGAMの一般論
- 多変数の場合のLiNGAM
- 交絡のある場合
- 高次元の場合の対応
- Lasso
- グラフィカルLasso
- 疑似尤度を用いたグラフの構造学習