自動車内装の表面加飾による質感・触感性の向上と定量評価

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本セミナーでは、自動車内装に求められる質感、触感を評価・表現する方法、材料の質感、内装の触り心地・ソフト感、シートの座り心地・快適性の定量化、開発事例について詳解いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部 自動車分野の加飾技術と内装設計のトレンド

(2021年4月6日 10:00〜11:30)

  1. CMFデザイン動向
    1. 金属
    2. 皮革
    3. 繊維
    4. 樹脂動向
  2. HMIデザイン動向
    1. インターフェス
    2. ディスプレイ
    3. 機能部品動向
  3. 過去の変遷から読み解くサーフェスデザイン動向分析
  4. 異なる分野から読み解く近未来サーフェスデザイン動向予測

第2部 加飾による質感の創出

(2021年4月6日 12:10〜13:40)

 樹脂製品おいて、質感付与の重要性について説明する。特に最近は触感にも注目しており、その他質感の事例とともに触感の定量評価に関する試みを紹介する。

  1. 加飾とは?
  2. 樹脂製品への質感実装事例
  3. 触感の制御への試み
  4. 樹脂サンプルの触感評価

第3部 加飾シートによる自動車内装部品の表面加飾と高機能化

(2021年4月6日 13:50〜15:20)

 自動車内装、外装で多く使用されているポリプロピレンは、安価で軽量、物性に優れる反面、材料着色時の発色性や塗装性に劣り、意匠表現が限定される材料である。  本講演では、独自のシート成形技術によってポリプロピレンの相反する特性である軽量、良物性、リサイクル性と意匠性を両立した出光加飾シートを用いた自動車部品の意匠性と機能性向上を通じた商品価値向上と環境負荷低減について紹介する。

  1. 出光ユニテック社 概要
  2. 自動車の塗装、めっきから加飾への変更による環境負荷低減
  3. 加飾成形工法詳細
  4. ポリプロピレン加飾シート、出光加飾シートによる表面加飾と高機能化
  5. 加飾成形で発生する不良現象と弊社の取り組み

第4部 感性工学を用いた自動車内装の質感開発

(2021年4月6日 15:30〜17:00)

 現在、CASEや新型コロナなどの環境変化に対応すべく自動車の機能進化や変化が進んでいる。一方、「お客様の感性に訴える質感の高いモノ造り」も商品価値の向上や差別化の面で自動車メーカーの課題の一つとなっている。しかし、質感は人の感覚や感性で感じられるため、具体的な設計仕様として表しにくいことがネックとなっている。  本セミナーでは、自動車の見栄えや、触感を対象に、感性工学を活用して評価視点を明確にし定量的に捉えることで、内装表皮材の質感向上を狙った開発手法を解説する。また、これらの知見に基づいた弊社製品の開発事例を紹介する。

  1. 自動車内装質感向上の取り組み事例
    1. 質感向上の取り組み紹介
    2. 内装質感に関する価値観分析と触感への期待
  2. 内装材の表面質感
  3. 金属調加飾の本物感
  4. ステアリングの触感
    1. 研究事例1
    2. 研究事例2
  5. マツダ車への織り込み事例紹介

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