2020年10月現在の、CORONA VIRUS (ウイルス) CRISIS の真っ只中で表記のテーマは、A.「今さらEVどころでは無い、電池のリサイクルなど放っておけば良い」 と考えるか、あるいは B.「EVの拡大こそが、CORONA禍のあとの産業技術の中核である、電池の3R、4Rは遅滞なく進めるべき重要課題である」 と捉えるか…。敢えて誤解を招くことを承知で言うならば、米国はA.で中国はB.であろう。では欧州は、そして日本はどうであろう。
また、このテーマは、リサイクル=再生産というプラスの面と、EVの後始末=廃棄物処理というマイナス面を併せて持っている。これらに掛かるコストを誰が、どれだけ負担するか、EVメーカーか、EVユーザーかは定まらないし、法令などで決められるのは極一部である。
本セミナーにおいては、上記の諸課題を見通して行くために、まずは定性的かつ定量的な解析を行い、下記の1.~5.のアイテムについて筆者の考えを示したい。セミナーを受講される企業の方々は、それぞれの分野でビジネスチャンスを捉える一助として頂きたい。
- EVの生産 (万台) と電池のGWh総量、2020年〜2030年
- EVの生産台数 (2019世界と中国)
- EV用電池の総GWh (同上)
- 2030年におけるEVと電池総量の推定
- 完全EV化2030の推算 (中国、欧州)
- EV用電池の特性 (Wh、W) 、サイクルXと寿命推定√X
- 市販EVの電池容量kWh
- エネルギー容量Whとパワー出力W
- W (ワット) 特性、放電出力と充電入力
- 温度とサイクル特性
- 内部抵抗の変化とセルの特性
- 電池 (新品/中古/廃棄) の法規制、規格、認証と安全性試験
- 安全性試験と要求事項
- JIS規格と電気用品安全法
- 電池輸送、UN規則とバーゼル法
- UL規格と製品認証
- 廃電池処理プロセスと安全性
- 廃棄とリサイクルに関する表示 (マーキング)
- EV用電池 (中古) のリユース、展開分野と開発事例
- 資源有効利用促進法 (3R) ほか関係法令
- EU指令
- 展開分野、EV2H、V2Gほか
- 各社の開発事例
- 廃電池のリサイクル、元素資源と正極材合成のリンク
- 廃EV電池の発生経路と発生量試算
- 正極材の組成と合成
- 回収元素と正極材合成の循環
- まとめ
- 自動車のエネルギー体系
- 水素エネルギーとの連系
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