実務に向けたCFRP活用の実際

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本セミナーは、CFRPの基礎から力学特性発現メカニズム、評価手法について解説いたします。
また、これからの社会・SDGsにおけるCFRPの立ち位置、トレンドの変化についても言及いたします。

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プログラム

日本においてもEUを追いかけるように2050年のカーボンニュートラルへの動きが急加速しています。CFRPは自動車・航空機等の軽量化、風力発電や水素タンクとして最適かつ欠くべからざる部材です。  本セミナーでは、炭素繊およびや炭素繊維強化プラスチック (CFRP) の製造方法、物性発現のメカニズムといった基礎的内容を復習した後に、実用化検討を始める方、活用上の課題を解決したい方、さらなる活用拡大を目指す実務者の方に役立つ内容を解説します。日本の若手研究者を中心としての研究動向紹介、損傷・破壊現象の観察方法、CAEの着手点から活用状況や商用ソフトの紹介など、実務に直結した内容をご説明します。  新エネルギ対応記述としても重要度が高まりつつあるCFRPに関して、その基礎と活用全般に関するセミナーです。初中級者向けの入門セミナーであるとともに最新情報や今後の方向性・トレンドの情報も得られる内容です。材料や加工など各社情報、CAEソフト、分析依頼先、大学での研究動向や関連文献など、可能な限り具体的に紹介します。特典としてそれらネット検索が容易となるリンク情報ファイルも入手できます。

  1. はじめに
    • 2050年の温室効果ガス排出ゼロの宣言等の社会情勢の変化とCFRPの重要性を確認します。
      1. カーボンニュートラルへの動き
      2. 新エネルギ対応としてのCFRP
  2. 炭素繊維とCFRPの基礎
    • 炭素繊維、CFRPの製造方法と物性の特徴を説明します。
      1. 炭素繊維の歴史
      2. 種類と製造方法
      3. 物性の特徴
      4. メーカ情報
      5. CFRP化の狙い
      6. CFRP複合化
        • マトリックス樹脂
        • 界面処理
      7. 物性発現メカニズム
        • 金属・無機物・樹脂との比較
      8. 成形加工法
      9. 物性の特徴
      10. 材料評価方法
      11. 試作、物性計測の委託先情報
  3. 活用の実際と課題
    • 実用化状況とその際の主要課題を整理します。
      1. 活用状況
        • 航空機
        • 自動車
        • エネルギ分野
        • 産業
        • 土木
        • スポーツ
      2. 理論物性と実効物性
      3. 長期耐久性、破壊問題
      4. 低コスト化案
      5. 熱可塑CFRP、その場重合CFRP
      6. 最新研究動向、国内研究先情報
  4. CAE
    • 導入の考え方から実用状況までを解説します
      1. 剛性解析
      2. 解析則 (力学モデル) とその物性取得法
      3. 強度解析
      4. 破壊則、現状の課題
      5. マルチフィジックス (マクロ/ミクロ解析) の現状
      6. 商用ソフトの活用状況
      7. 主な商用ソフトとそのベンダー・解析委託先情報
  5. CFRP自体の持続的活用
    • 持続的活用の観点で整理、解説します。
      1. LCA
      2. リサイクルの現状
      3. SDGsとは
      4. 主要企業の対応例
  6. 次世代技術
    • 各カテゴリーの最新情報を紹介します。今後の実務に役立つ企業・研究機関情報も紹介します。
      1. 計測・分析方法、ミクロ&マクロ
        損傷観察、温度・ひずみ分布や変化など
      2. 成形加工
      3. VaRTM/C-RTM/CFRTPプレス成形/多給糸FW
      4. 軽量化と接着接合
      5. 新エネルギ対応
      6. 水素タンク/風力発電
        • 海外動向、今後の国際参入企業予測

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