本セミナーでは、 LEDに必要な放熱設計技術を、基礎から応用まで一日で網羅して解説いたします。
LED照明は省電力/長寿命の次世代照明として、急速に市場が立ち上がりつつあります。 省電力という特徴から、放熱に問題はないように思われますが、あらゆる照明の中で最も熱的に厳しいのがLED照明なのです。 赤外放射が少ないため、光源での発熱が大きい上に放熱面積が少ないこと、熱源が半導体という温度に敏感な素子であること、などがその理由です。 LED照明はきちんとした温度管理を行わなければ、輝度や寿命が大きく損なわれてしまう危険性があります。 また、LEDの熱は、ほとんどが基板からの熱伝導によって拡散されるため、ダイから大気までの熱抵抗のトータル設計を行うことで、はじめて温度条件を満足することができます。 本講では、LED照明の熱設計に必要な基礎知識から、放熱経路の熱抵抗低減策、熱設計の手順など具体的な事例をベースに解説を行います。