バイオ医薬品・抗体医薬品における特性解析 (糖鎖試験法・ペプチドマップ法) と分析法バリデーション

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本セミナーでは、タンパク質性医薬品の試験法として重要な、糖鎖試験法及びペプチドマップ法について解説いたします。
また、実際のデータ取得時及び解析時の留意点やノウハウについて実例を交えながら紹介いたします。

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プログラム

バイオ医薬品の多くは糖タンパク質性医薬品であり、その糖鎖が生理活性、安定性、体内動態等に重要な影響を与えることが知られている。したがって、開発過程、申請データ取得時及び開発後のいずれの段階においても、特性解析又は品質管理において糖鎖を評価する必要がある。また、バイオ後続品においても、先行品との比較も含め糖鎖の評価は重要である。本講演では、糖タンパク質糖鎖の評価に必要と考えられる試験法について、トライ&エラーを含めた実例を交えながら紹介する。  ペプチドマップ法はバイオ医薬品の一次構造解析や確認試験法に使用される重要な試験法である。しかしながら、すべてのバイオ医薬品に適応できるペプチドマップ法はなく、一次構造に応じて設定する必要がある。本講演では、ペプチドマップ法の基礎から、一次構造の決定方法及び確認試験法の設定などについてトライ&エラーを含めた実例を交えながら紹介する。

  1. バイオ医薬品の構造とバイオ医薬品の品質に関するガイドライン
    1. 化学合成品とバイオ医薬品の違いについて
    2. バイオ医薬品の構造
    3. ガイドライン (Q6B等) 及び日本薬局法記載試験法について
  2. 糖鎖試験法
    1. 糖鎖試験法概要
    2. 糖タンパク質の糖鎖構造について
    3. 単糖分析
    4. オリゴ糖鎖の分析及び糖鎖プロファイリング
    5. 糖ペプチドの分析
    6. グリコフォーム分析
  3. ペプチドマップ法
    1. タンパク質の一次構造について
    2. ペプチドマップ法とは?
    3. ペプチドマップ法を用いた一次構造決定
    4. 確認試験法としてのペプチドマップ法
      1. 試験法の検討
      2. 分析法バリデーション
      3. システム適合性
  4. 分析時の諸問題
    1. 糖鎖解析時のトラブルシューティングなど
    2. ペプチドマップ法設定時におけるトラブルシューティングなど

受講料

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