ヘアカラーにおける匂い・ダメージ等、使用品質向上のアプローチ

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ヘアカラーは美容院や家庭で使用される製品であるが、いずれの使用においても未だ改善すべき点が多い。ヘアカラーは家庭用品としては非常に稀な反応を活用して毛髪を着色する製品であり、製品には非常に活性な化学種であるアンモニアや過酸化水素、酸化染料などが用いられている。  これらの活性な化学種を用いて染毛を行うために、使用者の観点に立つと様々な問題が生じる。ヘアカラーに関してはそのような観点から現在でもさらなる使用品質の改善が求められている。特に、アンモニアを使用することによる施術中の匂いの発生や、染色反応以外の副反応としての毛髪や頭皮のダメージ、活性化学種の製剤の難しさなどは解決が求められる問題である。  本講演では、使用品質改善のアプローチとして、製剤の基本的な方法論と、匂いやダメージ改善の知識やそのアプローチについてご紹介したい。ヘアカラー技術者の皆様の一助になれば幸いである。

  1. ヘアカラーの処方の変遷
    1. 様々なヘアカラーの処方技術
    2. ヘアカラー処方における問題点
    3. 重要な使用品質
  2. ヘアカラーに求められる性能
    1. ヘアカラーに必要な性能とは
    2. 1剤に要求される性能
    3. 2剤に要求される性能
    4. 混合物に要求される性能
  3. ヘアカラー製剤の基本
    1. 乳化とは
    2. 乳化物の構造 (ラメラゲルネットワーク)
    3. α – ゲルの有用性
    4. 乳化はなぜ崩れるか
    5. RHLB理論による安定な製剤作り
  4. 匂いの改善
    1. アンモニア
    2. 匂いの改善のアプローチ方法
    3. 触媒法の問題点
    4. 代替アルカリが抱える問題点
    5. 液晶乳化による匂いの低減
    6. iNOAにみる新しいアプローチ
  5. ダメージについて
    1. ダメージはなぜ起こるのか
    2. ダメージとヘアカラーの感触 (毛髪使用感) の関係性
    3. 頭皮刺激の発生
    4. アレルギー
    5. 解決のためのアプローチ
  6. 新たな製剤のアプローチ
    1. WOWによる製剤
    2. ポリマー増粘
    3. PRE処方のご紹介

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