サーキュラーエコノミーの最新動向と日本企業での取り組み方

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本セミナーでは、サーキュラーエコノミーについて取り上げ、環境再生と経済規模維持を両立させる方法、レジデンスの高い社会構築の実現、環境負担を減らしながらも利益を上げる方法について海外・日本企業の事例を交えながら詳解いたします。

日時

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プログラム

第1部. サーキュラーエコノミーの基礎・考え方と、最新動向

(2021年3月10日 10:30〜14:30) ※途中昼休憩を挟みます

 従来の大量生産・大量廃棄を基盤とした社会構造は、現代において経済、地球環境、そして人々の生活のあらゆる面で課題を露わにしています。そうした中、現在欧州を中心として世界から注目を集めているのが新しい経済と社会のあり方を提示する「サーキュラーエコノミー」です。サーキュラーエコノミーの特徴は、本来「廃棄物」というものが存在しない自然界の生態系サイクルの概念を企業のビジネスモデルや国家政策に取り入れることで、環境再生と経済規模維持の両立、レジリエンスの高い社会構築が可能になることがアクセンチュアやマッキンゼーの等の調査結果で明らかになっていることです。フィリップスやユニリーバ、アディダスといったグローバル企業が実際に環境負荷を減らしながらも利益を上げていることでも注目が高まっています。本分野で世界で最も注目を集めている国がオランダです。  本講座ではアムステルダムを拠点に活動する講師から最新の動向とこれからのビジネスへのヒントを学ぶことを目的としています。

  1. 講師活動紹介
  2. サーキュラーエコノミーが進められる世界的背景
  3. 世界の前提と常識の変化
  4. リニアエコノミーからサーキュラーエコノミーへ
  5. サーキュラーエコノミーとは?
  6. 「経済成長」と「環境負荷」のデカップリング (分離)
  7. 欧州委員会 (EU) サーキュラーエコノミー政策の変遷
  8. 欧州新サーキュラーエコノミー・アクションプラン
  9. 「修理をする権利」
  10. 「透明性ある製品情報へアクセスする権利」
  11. 欧州サーキュラーエコノミー政策が日本企業に及ぼす影響
  12. グローバル企業の動向
  13. アクセンチュア「5つのビジネスモデル分類」
  14. バタフライ・ダイアグラム
  15. エレンマッカーサー財団「サーキュラーエコノミー3原則」
  16. 「リジェネラティヴ・ビジネス」とは?
  17. ドーナツ経済
  18. オランダ政府によるサーキュラーエコノミー政策
  19. アムステルダム市によるサーキュラーエコノミー政策
  20. Amsterdam Circular 2020年〜2025年
  21. マテリアル・フロー・アナライシス
  22. 各分野における事例紹介
  23. コロナ対策として進められるサーキュラーエコノミー
  24. アムステルダム・サーキュラーエコノミー視察イベントについて

第2部. サーキュラーエコノミーの実現に向けたブリヂストンの取り組み

(2021年3月10日 15:00〜17:00)

 SDGsやカーボンニュートラル社会の実現に向けた動きが世界中で加速する中で、企業のCO2削減やサーキュラーエコノミーの実現がますます重要になってきている。サーキュラーエコノミーの実現に向けて、当社は従来から軽量化による原材料のリデュースや高耐久設計による商品ライフの向上、リトレッドタイヤによるリユースなどに取り組んできているが、さらにシェアリングやサブスクリプションモデルなどのサービスの提供により、タイヤ資産の所有化による資源生産性の向上にも取り組んでいる。  当講演において、当社がどのように経営戦略とサステナビリティ戦略を統合し、サステナビリティビジネスモデルを構築しているのか、実例をもとに紹介する。

  1. 会社概要
  2. サステナビリティを中核とした中長期事業戦略構想
    1. ミッション、ビジョン
    2. 中長期事業戦略構想
    3. 外部/社会環境の変化と戦略方向性
    4. 独自のビジネスモデル構築
  3. 事業戦略を支えるサステナビリティビジネスモデル
    1. 環境中期目標マイルストン2030と環境長期目標
    2. サステナビリティフレームワーク
    3. サステナビリティビジネスモデル
  4. まとめ

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