多孔質材料の細孔分布測定、構造解析のコツ

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本セミナーでは、多孔質材料の基礎から解説し、孔の大きさ、試料の形状に合わせた分析手法の選定、測定結果の解釈のポイントを詳解いたします。

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プログラム

第1部 各種の細孔評価手法およびガス・蒸気吸着量測定手法の紹介

(2021年3月17日 10:30〜12:10)

  1. 細孔評価手法
    1. 細孔評価手法の比較
    2. 窒素ガス吸着法、水銀圧入法
    3. クリプトンガス吸着法
    4. パームポロメトリ
    5. DSC法
    6. 陽電子消滅寿命測定法
  2. ガスや蒸気の吸着量測定手法
    1. 水蒸気吸着法
    2. 有機蒸気吸着法
    3. 電解液蒸気吸着法
    4. 二酸化炭素ガス吸着法

第2部 ガス吸着法・水銀圧入法における細孔分布測定での注意点

(2021年3月17日 13:00〜14:40)

 ガス吸着法や水銀圧入法は比表面積・細孔分布の測定方法として広く利用されている。しかし、結果については解釈が難しく、それぞれの特徴を把握しておく必要がある。  本セミナーでは、測定結果を十分に生かすために、それぞれの測方法における注意点および違いを紹介する。

  1. ガス吸着法における注意点
    1. サンプリング
    2. 前処理
    3. 測定
    4. 解析
  2. 水銀圧入法における注意点
    1. サンプリング
    2. 測定
    3. 解析
  3. ガス吸着法と水銀圧入法の比較

第3部 NMR法による細孔構造および吸着状態の解析

(2021年3月17日 14:50〜16:30)

 化学分野で広く分子構造解析に用いられているNMR法を細孔分析へ応用することで、原子・分子レベルで細孔材料のキャラクタリゼーションが行えることを学ぶと共に、細孔材料評価におけるNMRの有用性について考える。

  1. 核磁気共鳴分光法 (NMR法) の基礎
    1. ゼーマン相互作用
    2. 化学シフト
    3. 磁気双極子相互作用
    4. 核四極子相互作用
  2. NMRスペクトルの線形と線幅
    1. 吸収線の2次モーメント
    2. 吸収線の粉末パターン
    3. 吸収線の先鋭化 – マジック角試料回転法
  3. 固体高分解能NMRによる細孔構造解析
    1. 29Si – NMR法
    2. 27Al – NMR法
  4. NMRポロシメトリー
    1. 129Xe – NMR法
    2. NMRクライオポロメトリー
  5. NMRによる吸着状態の解析
    1. 核磁気緩和法でみる吸着分子の動態
    2. NMRで見る吸着分子集団の相転移現象

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