生体情報の連続計測と人の情動推定

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本セミナーでは、自動車、医療など事例を交えて、計測テクニックや新しい計測手法を詳解いたします。
また、人の感情の可視化へ向けた分析手法、データの解釈について解説いたします。

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プログラム

第1部 ウェアブルセンサーの現状と新たな計測原理での生体情報を計測

(2021年3月5日 10:30〜12:10)

 我が国において高齢者人口の比率が増加する一途において、医療費や社会保障費の拡大が社会問題として挙げられる。その中で、「予防医療」「ヘルスケア」といった自身の健康を自身で管理することが求められる時代へ変遷しつつある。実際に厚労省から「健康寿命延伸プラン」が提唱され、運動や食事による健康への取り組みが推奨されている。この成果は生体情報の変化から検証されるため、生体情報を計測できるウェアラブルセンサーは重要視されており、今回、計測原理を含めたウェアラブルセンサーの現状について紹介する。

  1. 生体情報計測について
    1. バイタルサインとは
    2. 生体情報計測の目的
  2. ウェアラブルセンサーの現状
    1. ウェアラブルセンサーに対する各国と日本の動向
    2. ウェアラブルセンサーの種類
    3. ウェアラブルセンサーの市場規模
  3. ウェアラブルセンサーの計測原理
    1. 光電型脈波センサ
    2. 心電計測型センサ
  4. 光ファイバ型ひずみセンサでの生体情報計測
    1. Fiber Bragg Gratingセンサの計測原理
    2. FBGセンサでの脈拍数の計測
    3. FBGセンサでのカフレス血圧計測
    4. FBGセンサでの呼吸数の計測

第2部 生体データの連続計測と活用

(2021年3月5日 13:00〜14:40)

 IoTの広がりやAI技術の発展とともに、生体データを連続的に計測し、人の状態を日常の中で認識するニーズが高まっています。ウェアラブルデバイス等を用いた生体データの連続計測技術は、ヘルスケアや医療分野からさらに多様な分野へ広がると予想されます。心拍や血圧などの様々な生体データの計測について、センサ、計測原理、データ活用法を解説し、生体情報センシングの基礎から応用事例まで、最新動向を含め紹介します。

  1. 生体情報センシング技術
    1. 生体データ計測の種類
      • 連続と間欠
      • 接触と非接触
      • 侵襲性
    2. 生体データ連続計測におけるニーズ
    3. 生体データ計測手法 – センサ、計測原理、データ活用法 -
      • 心電
      • 脈波
      • 体温
      • 血圧
      • SPO2
      • 脳波
      • 眼電位
      • 血糖値 等
  2. 生体情報センシングの応用事例
    1. 医療・ヘルスケア分野での応用
    2. スポーツ・フィットネス分野での応用
    3. 自動車分野での応用
    4. 産業・業務用分野での応用
  3. まとめ

第3部 生体計測に基づく注意・情動状態の推定と特性の顕在化

(2021年3月5日 14:50〜16:30)

 本講座では、心拍、呼吸といった生体情報計測と、それらを用いた人の状態推定の基礎についてまず述べる。その後、日常生活における状態推定の応用事例と、それらの結果が個人特性の顕在化へ応用できる可能性についても述べる。最後に、これらを用いたアプリケーション実現に向けたポイントについて論じる。

  1. 心拍・呼吸計測とデータ活用の基礎
    1. 心拍・呼吸データの基礎
    2. 心拍・呼吸データの特徴
    3. 心拍・呼吸データの計測
  2. 心拍・呼吸データを用いた状態推定
    1. 心拍・呼吸データを用いた状態推定の概論
    2. 個人差の把握と吸収
    3. 日常生活におけるデータ活用のポイント
  3. 日常生活に向けた状態推定の事例
    1. 心拍変動を用いた注意状態の推定
    2. 心拍と呼吸を用いた情動状態の推定
    3. 個人特性把握への応用
  4. アプリケーション化へ向けたポイント
    1. 汎用型と特化型
    2. ユーザ価値:計測コストとユーザメリットのトレードオフ
    3. 精度向上とその限界

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