イオン液体の基礎物性、電気化学特性および応用展開

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本セミナーでは、イオン液体の合成方法、基礎物性、電気化学特性などの基礎から解説し、イオン液体の応用と新しい研究展開について詳解いたします。

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プログラム

イオン液体が登場して20年が経った。その間、イオン液体に関する報告数が年を追うごとに飛躍的に増加しただけでなく、活躍分野もイオニクスデバイスからバイオサイエンスと多岐にわたることが特徴として挙げられる。  イオン液体は、イオンだけからなる常温で液体の塩であり、構成イオンの分子設計を通じた機能設計が可能なためであろう。  本講演では、一般的なイオン液体の歴史、合成方法、基礎物性、電気化学特性について紹介し、演者らが取り組んでいる研究分野を中心としたイオン液体の応用と新しい研究展開について述べる。

  1. イオン液体とは
    1. 歴史と定義
    2. 合成方法
      1. アニオン交換法
      2. 酸エステル法
      3. 中和法
    3. 物理化学特性
      1. 融点、ガラス転移温度
      2. フラジリティ
      3. 極性評価
      4. イオン拡散係数
    4. 電気化学特性
      1. 電位窓
      2. イオン伝導度
      3. イオン輸率
  2. 溶媒としてのイオン液体
    1. 反応溶媒
      1. 有機合成
      2. 高分子合成
      3. 高分子の解重合
      4. 酵素反応
    2. 高分子の可溶化
      1. 合成高分子
      2. 多糖類
  3. 電解質としてのイオン液体
    1. イオニクスデバイスへの展開
      1. キャパシタ
      2. リチウムイオン電池
      3. 色素増感太陽電池
      4. 燃料電池
      5. アクチュエータ
    2. 双性イオン
    3. イオン液体の高分子化
      1. イオンゲル
      2. 双性イオン型イオン液体
      3. ポリカチオン型イオン液体
      4. ポリアニオン型イオン液体
    4. 液晶性イオン液体
  4. 新規イオン液体群
    1. アミノ酸イオン液体
      1. 合成と物性
      2. 応用
    2. 水和イオン液体
      1. タンパク質の溶解性
      2. コスモトロピシティと水分活性
    3. メソイオン液体
    4. 双性イオン液体
    5. プラスチッククリスタル
    6. その他
  5. 総括

会場

大田区産業プラザ PiO
144-0035 東京都 大田区 南蒲田1-20-20
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