非接触生体センシングの計測手法とノイズ対策、除去技術

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第1部 マイクロ波ドップラーセンサを用いた非接触心拍計測技術と、ノイズへの対策、除去技術

(2021年2月8日 10:30〜14:00) ※途中昼休憩をはさみます

 高齢化の進行により、心血管疾患の増加が予想されています。生体信号の計測によって心血管疾患を早期に発見することができれば、事故の防止や健康寿命の延伸につなげていくことができます。従来の計測技術では人体表面にセンサを直接接触させる必要がありましたが、本講演ではマイクロ波ドップラーセンサを用いた非接触計測に着目し、実際の計測例を交えて計測技術を解説します。

  1. 生体信号計測の基礎
  2. 心拍変動とその応用
    1. 心臓の拍動
    2. 心拍変動
    3. 心拍変動の応用
  3. 心拍の計測技術
    1. 従来の計測技術 (心電図、光電容積脈波)
    2. 圧力・加速度センサ
    3. 容量結合型心電計
    4. 動画像
    5. マイクロ波ドップラーセンサ
  4. マイクロ波ドップラーセンサを用いた心拍計測
    1. 計測の原理と信号の特徴
    2. 時間周波数解析
    3. 誤差補正アルゴリズム
    4. 実験室内での実測例
    5. 車両内での実測例
  5. ノイズ対策技術
  6. まとめと将来展望

第2部 顔面皮膚温度分布・顔面可視画像に基づく非接触バイタルサインセンシング技術とノイズ対策

(2021年2月8日 14:15〜16:15)

 健康福祉分野において,長期・継続的なバイタルサインモニタリングへの要求が高まっており,その実現には遠隔生体計測技術が必要不可欠です。本セミナーでは,赤外線サーモグラフィ装置やCCDなどの既存のセンサを用いて遠隔的に計測可能な心臓血管系・温熱系指標である顔面皮膚温分布や顔面可視画像に基づく遠隔バイタルセンシングについて,その原理や方法などを概説します。

  1. 生体システムとその計測方法
  2. 顔面皮膚温度・顔面可視画像に基づく生体評価
    1. 自律神経系活動のメカニズム
    2. 自律神経系活動と血行動態
    3. 顔面皮膚温度分布に基づく生体評価
    4. 顔面可視画像に基づく生体評価
  3. 顔面皮膚温度分布に基づく遠隔バイタルセンシング
    1. 生理・心理状態の日内変動モデル
    2. 眠気判別モデル
    3. 顔面皮膚温度分布からの血圧に関する特徴抽出と推定
  4. 顔面可視画像に基づく遠隔バイタルセンシング
    1. 顔面脈波成分に基づく血圧推定モデル
    2. 顔面可視画像からの血圧に関する特徴抽出と推定
  5. 顔面皮膚温度分布・顔面可視画像を併用した遠隔バイタルセンシング

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