薬物と化粧品有効成分の経皮送達技術と皮膚および体内分布制御手段

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適切な場所に、適切な量を、適切な時間、分布させる」ドラッグデリバリーシステム (DDS) 技術。
そのDDS技術の基本概念を踏襲しながら新しい技術や考え方を用いて従来品と区別化することが経皮吸収型DDS (TDDS) 、外用剤、機能性化粧品を開発するうえで重要となります。
本セミナーでは、「皮膚バリアーの特徴や経皮吸収経路などの基礎的な内容や、科学物質の経皮送達技術」について総論を話した後、「経皮吸収速度の修飾や吸収促進剤の利用などの技術的な面」を解説、最後に「TDDSを使用した新規製品に結び付く新しいアイデアやシードにはどのようなものが考えられるか」について解説いたします。

日時

延期 (日程未定)

プログラム

貼って、塗って薬効や有効性を単に標榜するだけでは、従来技術との区別化は不可能で、特徴も出てこない。一方で、1960年代に提唱されたDDSの基本概念である「適切な場所に、適切な量を、適切な時間、分布させる」ことは半世紀を経てもなお重要性が色あせることはない。ということは、この「DDSの基本概念を踏襲しながら新しい技術や考え方を用いて従来品と区別化」することがTDDS、外用剤、機能性化粧品を開発するうえで重要になると帰結する。  本セミナーでは、科学物質の経皮送達技術について総論を話した後で、新規製品に結び付く新しいアイデアやシードにはどのようなものが考えられるかについて検討してみたい。

  1. 化学物質の経皮送達技術
    1. 皮膚バリアーの特徴と経皮吸収経路
    2. 経皮吸収速度とその決定因子
    3. 化学物質の皮膚中拡散とその決定因子
  2. 経皮吸収速度の修飾
    1. 保湿効果と吸収促進剤の利用
    2. 物理的吸収促進法 (マイクロニードルなどは使えるか)
  3. 新規製品に結び付くアイデアやシードにについて考える
    1. 新規製品の開発
    2. 市場の拡大

受講料

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