分子性触媒におけるインフォマティクス

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本セミナーでは、分子性触媒の科学を深化し得る強力な分析技術としてのデータ科学について線形回帰分析を中心に取り上げ、データ駆動型分子設計の事例ならびにその背景となる知識を解説いたします。

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プログラム

NMRやX線結晶構造解析など、分子の構造・性質をより深く知るための分析技術は新しい研究分野の創出および既存の研究分野の深化につながる。たとえばDNAのX線回折像はその2重らせん構造の提唱へとつながり、分子生物学の幕開けとなった。またNMRは本セミナーの主題である有機化学分野では分子の同定に不可欠であり、NMRがなければ現代有機化学の土台が崩れると言っても過言ではない。ここで現代科学の強力な分析技術としてデータ科学がある。  本セミナーでは、特に分子性触媒の科学を深化し得る強力な分析技術としてのデータ科学について線形回帰分析を中心に取り上げる。データ駆動型分子設計の事例ならびにその背景となる知識を紹介する。

  1. はじめに
  2. 有機化学における回帰分析 (自由エネルギー関係)
    1. 電子的効果をあらわす記述子を用いた回帰分析
    2. 立体効果をあらわす記述子を用いた回帰分析
    3. QSARへの発展と2つのQSAR
  3. 分子性触媒における回帰分析
    1. 不斉触媒反応の回帰分析への古典的記述子の応用
    2. 古典的記述子からmodern physical organic descriptorへ
    3. 自由エネルギー関係に基づく不斉触媒のデータ駆動型設計の事例
    4. 非線形回帰手法による分子性触媒の解析事例
  4. 分子場解析に基づく不斉合成におけるデータ駆動型触媒設計
    1. 分子場解析 (3D – QSAR)
    2. 不斉触媒反応における分子場解析
    3. 分子場解析に基づくデータ駆動型触媒設計の事例

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