新しい経営戦略・事業戦略のひとつとして、IPランドスケープという言葉に注目が集まっている。しかしながら、その内容については十分に理解されておらず、実務において活用できている企業は少ない。
本講座では、IPランドスケープと経営・事業戦略、知財戦略、研究開発戦略の関係を紐解きながら、IPランドスケープの実態について解説するとともに、日本企業や海外企業の事例も紹介しながら、具体的な活用方法について解説する。
また、事業環境の変化や with / after コロナの状況を踏まえて、経営デザインシートを活用した将来の新規事業構想手法 (価値デザイン経営) 、およびそこからのバックキャスティングによる戦略構築手法についても紹介する。ここでは、技術・知財を重要な経営資源 (資産) として捉えて、如何に事業に活用していくかがポイントとなる。
最後に、組織にIPランドスケープを定着させ実践していくためのポイントと、あるべき組織体制や経営陣・事業部門との連携・コミュニケーションのポイントを解説する。
- 市場環境の変化
- 知財の射程範囲
- 事業戦略、知財戦略、研究開発戦略
- 戦略の考え方
- 経営・事業戦略、知財戦略、研究開発戦略の関係と今後の在り方
- IPランドスケープの基礎と現状
- IPランドスケープとは
- IPランドスケープとパテントマップの関係
- IPランドスケープに必要な情報と考え方
- 価値デザイン経営
- 価値デザインと中長期的な事業戦略構築の考え方
- 価値創造メカニズムと経営デザインシート
- 経営デザインシートの事例紹介
- 事業戦略構築に知財・研究開発部門が携わる必要性
- IPランドスケープの活用事例紹介
- 新規事業開発、新規用途開発、新規R&Dテーマ探索
- 化学メーカーのライフサイエンス業界への新規参入検討事例
- 電機・半導体メーカーのライフサイエンス業界への新規参入検討事例
- 事業戦略上のオープン&クローズ検討
- IT業界におけるGoogleの事例
- 化学メーカーにおける事例
- マーケティング戦略上の知財ミックス検討
- デバイス (B2C) 業界におけるAppleの事例
- 消費財メーカーにおける事例
- サプライチェーン・バリューチェーンからの事業環境・動向分析
- 半導体製造装置業界 (B2B) における事例
- 自動車業界における事例
- M&A・アライアンス候補探索 (オープン・イノベーション)
- 化学業界におけるバイエルの事例
- 製薬業界におけるデジタルヘルスに関する事例
- 知財デューデリジェンス、知財価値評価
- 知財デューデリジェンス
- 知財価値評価
- IPランドスケープの取り組み
- IPランドスケープの実践のポイント
- 組織体制構築・実行・定着のポイント
- 経営陣・事業部への働きかけのポイント
- 実践のために必要な体制構築の事例~IPランドスケープ先進企業の取り組み~
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