触媒劣化を逆手にとった高活性固体触媒の開発

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固体触媒を用いた気相接触反応を検討する場合、大学などに比較すると、産業界では非常に多岐にわたる劣化因子が、特に実用化に際して大きな障害となることはよく知られています。しかし、高活性長寿命を目指す固体触媒の開発に際しては、障害と考えるよりは、「良い研究対象」を得られたと考えると、研究のモチベーションも上がるのではないでしょうか。  本講演では、気相接触反応においてしばしば劣化因子として取り上げられる被毒、活性成分の昇華、活性成分の低分散化、および、炭素析出という劣化因子を逆手に取り、触媒開発を行った例を紹介したいと思います。産業界で実用化の際に触媒劣化を回避するために大変なご苦労をされた研究者は、「触媒劣化因子を逆手に取って、触媒開発などできるはずがない」と言われる向きもあることは重々承知しています。しかし、本講演を通じて、そのようなことを聞いてきた現場の技術者にも触媒劣化を逆手にとることに少しでも興味を持っていただければ幸いです。

  1. 触媒の高活性化を妨げる劣化の概説と高活性化因子の概説
  2. 塩素被毒を利用したメタンの接触酸化における部分酸化反応生成物の高選択的合成
  3. 触媒活性成分の昇華に注目したブテンからブタジエンの合成触媒の開発
  4. 低分散銀触媒によるプロピレンのエポキシ化触媒の開発
  5. コーキングにより触媒活性が劇的に改善する接触脱水素反応

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