(2020年12月16日 10:30〜12:30)
スキンケア洗浄剤 (洗顔料、クレンジング料等) においてはいろいろな剤型が開発されており、消費者の好みやニーズに対応してきている。スキンケア洗浄剤は種々の成分から構成されるが、洗浄成分として機能するものに各種の界面活性剤がある。スキンケア洗浄剤は使用頻度が多いことから、肌に対する負担をできるだけかけないようにするために、いわゆる低刺激性界面活性剤が主要成分もしくは補助成分として使用されている。 低刺激性界面活性剤の開発の歴史はすでに30年以上になるが、低刺激性界面活性剤は単に刺激性が低いということだけでなく、何らかの機能を有する洗浄成分であることが求められるようになってきており、低刺激性と機能性を合わせもった成分であることが必要である。 本講演ではスキンケア洗浄剤に使用される低刺激性界面活性剤の種類とその特徴についてまず解説し、次に低刺激性界面活性剤を使用したスキンケア洗浄剤の事例を紹介し、その特徴について解説する。
(2020年12月16日 13:15〜14:45)
近年、メイクアップ製品の高機能化、処方バリエーションの多様化に加え、消費者個人の価値観の多様化に伴い、メイクアップリムーバー (クレンジング剤) についても、優れた使用性と高い機能性を有しながら、様々なニーズに対応した製剤が求められる。 本講演では、処方開発技術者向けに、クレンジングオイルの処方開発を例として、原料選定・処方設計のポイントや機能性評価の方法を紹介する。また、クレンジングオイルから派生した新たなクレンジング剤の開発事例についても併せて紹介する。
(2020年12月16日 15:00〜16:30)
スキンケア洗浄剤の一つであるボディソープは、本来泡立てて肌の汚れをしっかりと落とすことが主な役割であるが、生活者の生活の変化等から、近年では「保湿」機能が魅力的な訴求ポイントして挙げられる。本講演では、ボディソープの保湿性を高めるための方法として、アニオン性界面活性剤とカチオン性高分子がすすぎ時に形成する複合体に着目した技術を中心に、皮膚洗浄剤の処方設計と保湿性及び使用感評価の事例を紹介する。
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