VR/AR向けディスプレイの最新動向と映像酔い対策

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本セミナーでは、ヒトの3次元知覚特性のメカニズムから映像酔いの要因と対策、評価手法から国際標準化の動向まで解説いたします。

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プログラム

第1部 VR/AR向けディスプレイの最新動向と5G時代への展望

(2021年1月18日 10:30〜14:15)※途中、昼食休憩含む

 近年VRやARの技術が非常に注目されています。5G時代では大容量・低遅延での通信が可能となり、VRやARの普及が加速すると言われています。現在、VRやAR用のさまざまなヘッドマウントディスプレイ (HMD) が登場しています。これらのHMDにはどのような性能が求められ、どのような技術的課題があり、現在の技術はどこまで進んでいるのでしょうか。  本講座では、VRやARの定義や歴史から振り返り、急速に発展するHMD技術について、基礎から最新の研究事例、5G時代の今後の展望までをわかりやすく解説します。

  1. VR/ARの概要
    1. VRの定義
    2. VRの歴史
    3. VRの応用事例
    4. ARの定義
    5. ARの歴史
    6. ARの応用事例
  2. ヘッドマウントディスプレイの要件
    1. クローズドHMDの要件
    2. ビデオシースルーHMDの要件
    3. 光学シースルーHMDの要件
  3. 広視野・高精細HMD
    1. 曲面光学系
    2. 空間分割方式
    3. その他の方式
  4. 調節 (焦点距離) に対応するHMD
    1. 時分割方式
    2. 多層化方式
    3. ライトフィールド方式
    4. 網膜走査方式
    5. その他の方式
  5. 遮蔽に対応するHMD
    1. 透過方式
    2. 反射方式
    3. その他の方式
  6. HMDの校正
    1. 光学歪みの校正
    2. 色調の校正
    3. 眼球位置の校正
    4. その他の校正
    5. G時代のHMD
    6. VR/ARコンテンツの帯域
    7. VR/ARコンテンツの遅延
    8. 5G時代のHMDの要件
  7. これからのHMD
    1. 視覚補助
    2. 視覚拡張

第2部 VR環境における映像酔いの発生メカニズムとその軽減策

(2021年1月18日 14:30〜16:30)

 映像技術の進展に伴い、さまざまな形で映像の利用が、生活に不可欠なものとなっています。その一方で、映像酔いやVR酔いが知られるようになり、これらへの配慮の重要性が認識されつつあります。本講座では、映像酔いの概要と具体的な対策指針について、紹介します。酔いを軽減する手法については、さまざまな実験報告や経験則などが知られていますが、これらを体系的に捉えることが重要であると考えられます。  映像酔いの程度を計る指標としてシミュレータ酔いアンケート (SSQ) が知られていますが、本講座では、その具体的な意味をおさえるとともに、映像酔いを評価するモデルについて解説し、その指針への応用やVR酔いへの適用の可能性についても解説します。

  1. 映像の生体安全性と映像酔い
    1. 映像の生体安全性とその国際標準化
    2. 映像酔いとは
    3. 映像酔いの原因仮説
  2. 映像酔いの計測評価と主な特性
    1. 映像酔いの計測手法と酔い評価尺度
    2. 映像酔いの影響要因:個人差
    3. 映像酔いの影響要因:視覚的回転
    4. 映像酔いの影響要因:提示方法
  3. 映像酔い評価モデル
    1. 視覚的回転総和量
    2. 検証実験
    3. 人間工学的指針への応用
    4. VR酔いへの適用
  4. 結語

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