高分子劣化状態の非破壊検査

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本セミナーでは、分光スペクトルの基礎から解説し、赤外、近赤外、ラマン分光法での重なり合ったピークを分離し、定性・定量的を行うコツを詳解いたします。

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プログラム

第1部 ラマン分光法によるプラスチック劣化状態の非破壊非接触診断

(2021年1月19日 10:30〜12:00)

  1. はじめに:プラスチック材料の分類と材料物性
  2. プラスチックにおける構造と物性の関係
  3. プラスチックにおける劣化要因と劣化現象
  4. 一般的な劣化指標
    1. 外観の変化
    2. 分子構造の変化
    3. 表面状態の変化
  5. 劣化による構造変化と非破壊診断
    1. プラスチックにおける劣化機構
    2. 応用例1: 光劣化による高次構造の変化
    3. 応用例2:ラマン分光による劣化の非破壊診断

第2部 テラヘルツ波を用いたプラスチックの劣化・健全度診断

(2021年1月19日 12:45〜14:15)

  1. テラヘルツ波の光源と検出
  2. テラヘルツ波によるプラスチック構造評価
    1. プラスチックの変形における結晶化
    2. プラスチックの紫外線劣化
    3. 廃プラスチックの素材識別におけるリサイクル可否判断
    4. 繊維の品質評価
  3. その他の非破壊検査例

第3部 近赤外光とインフォマティックス技術を用いたプラスチックの劣化診断

(2021年1月19日 14:30〜16:00)

 近赤外光を用いてプラスチックの構造を非破壊的に分析する技術及び、測定データに機械学習を適用することで劣化状態を予測する診断モデルについて解説する。

  1. 高分子の劣化診断
    1. 高分子の劣化とは
    2. 劣化試験の仕組み
    3. 機械試験による劣化診断
    4. 破断伸びについて
    5. ポリプロピレンの劣化
  2. 近赤外分光法の原理
    1. 近赤外スペクトル
    2. ケモメトリックスとは
    3. 機械学習の発展
    4. 主成分分析の原理
    5. PLS回帰分析の原理
  3. ポリプロピレンの劣化予測
    1. ポリプロピレンの近赤外スペクトル
    2. ポリプロピレンの劣化予測
    3. ポリプロピレンの劣化メカニズム

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